プロフィール

三又忠久


三又又三

(みまた・またぞう)
1967年5月27日生まれ。岩手県出身。
仙台育英高校時代にはレスリングで県大会2位(60kg級)の実績を持ち、新日本プロレス入りも考えたという。
2005年より武田鉄矢原作、小山ゆう作画の名作漫画『お~い!竜馬』を自身の企画・プロデュース・主演で舞台化、そのまんま東、宮川大輔らを共演者として迎えるなど、ライフワークとして精力的に展開しつつ、単独ライブ『三又又三のかく語りき』を定期的に開催。
2009年2月、北野武監督作品、映画『アキレスと亀』で東スポ映画大賞新人賞受賞。
出演DVD『大輔宮川のすべらない話2』、好評発売中!

トラックバック

モバイル

ケータイでもこのブログをご覧いただけます。

三又忠久のお~い!竜馬への道QRコード

ケータイにURLを送信

メイン | 2006年08月 »

中野新橋の焼肉屋を舞台に、冴え渡るミマタ節!


「おい、北郷聞いてるか!?

こないだ今田さんに、飲みに連れて行ってもらったわけ。
今田耕司さんに飲みに連れて行ってもらったわけ。
で、最後に今田さんの家で飲んだわけ。
FUJIWARAの藤モンがいて、
ジャリズムの山下がいて、みんなでお邪魔して飲んだわけ。
そしたら、今田さんのDVDコレクションに
偶然、『二代目はクリスチャン』があったわけ。
ちょうど僕も最近買って見直したばかりだったから言いましたよ。
“今田さん、この映画の蟹江敬三さんは最高じゃないですか”
ってね。
そしたら今田さんも“そやな、最高やな!”って言ってました。
あの映画の蟹江敬三は最高ですよ、アル君、観たことある?」

・・・・・・。

ミマタさん!
その話、

元はと言えば、2ヶ月前に俺が『二代目はクリスチャン』をビデオで見直して、

蟹江敬三がいかに素晴らしいかって話を
ミマタさんに朝までたっぷりと話したんじゃないですか!

ですが、
目の前のインチキB‐BOYファッションの先輩
すっかり忘れてしまっていたようです。
あまりのことに、ツッコむ気さえ起こらなくなりました。


「でさ、今田さんはブルースリーの大ファンなわけ。



家にはブルースリーのフィギアから何から
バシッとコレクションされてるわけ。
アル君、ブルースリーって言ったら
やっぱりあの言葉が有名じゃない、“考えるな、感じろ!”。
そこでミマタ思いました。
“今田さんは感じたのかな?”って」

むむむむむ・・・!?



今田さんが感じる?
おっしゃってる意味がさっぱりだったので、

「すいません、ミマタさん、
今田さんが感じるってどういうことですか?
何に何を感じたんですか?」






「決まってるでしょ、僕にですよ!
久しぶりに僕に会って今田さんがミマタから何を感じたか?
ですよ!」

はっ!



「僕もその日、今田さんから感じたわけ。考える前に感じたわけ。
じゃー今田さんはミマタから感じてるかな?ってことでしょ。
もちろん今田さんですもん、
そこはしっかり何かを感じてたとは思いますよ」












この人、いったい何を言ってるんだろう・・・。




「お互いが何かを感じ合ってるって最高じゃない!
いい関係じゃない!」

いつのまにか先輩の今田さんと立場が対等になってるミマタさんに
考える前に俺が突っ込みますよ!



ミマタさん 





これっぽっちも共感できません!






「アル君、こないだ殿は僕から何を感じたの?」

感じてるかっ!


さすがにバカバカしくなってきたのと
たっぷりとインタビューができたので


「あっすいません、ボイスレコーダーのバッテリーがもうないです。
キリもいいので、今日はこの辺にしときますか?

返事を待たずスイッチを切りました。


すると
「北郷、腹いっぱいになったか?
デザート食うか、ほらあの甘い白いプルプルしたやつあるだろ」

「杏仁豆腐ですか?」


「そう、それそれ。その杏仁なんとか頼めよ」

“杏仁”まで言ったら普通、
その先はもう“豆腐”しかないですよ、きっと。


頼んだ杏仁なんとかを美味しく頂いてると

「北郷、お腹いっぱいになったか?」

「はい、お腹いっぱいになりました。とっても美味しかったです」

「お肉食べてプルプルした甘いもの食べて、今幸せだろ」

「はい、最高です、ご馳走様でした」

「このあと俺ん家に寄ったら、もっと満足するぞ」

「何かあるんですか?」

「決まってるじゃない、DVDで『二代目はクリスチャン』観て、
朝までファミスタでもやったら最高じゃないか?
阪神でお前今日楽天な」

また俺、楽天かよ!

「お前はほんと幸せもんだ~、アー・ユーハッピー?
むふふふふふ・・・」



この後ファミスタか~
それに『二代目はクリスチャン』は2ヶ月前に見たしな・・・

けどなー、
美味しい焼肉ご馳走になって
最後に白くてブルブルした甘いデザートまでいただいちゃったし

なんて言えば、帰れるかなぁ・・・・・・。

(インタビュー&構成:アル北郷 編集長:どっこいサブ)


劇団『マッチョドラゴン』
三又忠久旗揚げ公演
「お~い!竜馬【青春編】」
新宿シアターサンモール
2006年8月2日<水>~7日<月>
料金:前売り5500円 当日6000円(全席指定・税込み)
お問い合わせ:劇団マッチョドラゴン制作部03-3774-8655
有限会社マジックファクトリー03-3778-7566
チケットぴあ(Pコード:370-308)
      0570-02-9999(音声認識・Pコード予約)
      0570-02-9988(オペレーター予約)

 

 

そのまんま勝海舟

「北郷、そろそろブログのインタビューしないとまずいだろ、
とりあえずいつもの所で待ってるわ」

いつものようにいきなりの呼び出しです。
とりあえずそれはいいとして、

いつもの場所って・・・???

どこのこと言ってんだろ?





もしかして、いつもの場所ってミマタさんが
大好きな中野新橋の喫茶店『ぶるまん』のことか?
とりあえず中野新橋に向かい、
半信半疑で喫茶『ぶるまん』の前で待つこと10分。
・・・・・・。
ミマタさんこないな
ここじゃないのか?

とりあえずミマタさんに電話してみるか
なんて思ってたら



来ました!



ダボッとした短パンを履き、
大きめのTシャツに野球帽を斜めにかぶった
なんちゃってB- BOYファッションに身をつつんだ
ミマタさんがやってきました。

いつもの場所ってやっぱり喫茶「ぶるまん」だったのです!
なんか笑っちゃいます。



「北郷、メシ食ったか?」

「いえ、まだです」
「焼肉でも食うか?」
「はい、いただきます!」


『ぶるまん』で待ち合わせして焼肉屋へ移動。

ミマタさんの中で中野新橋の喫茶『ぶるまん』は
誰でも知ってる有名な待ち合わせ場所で、
渋谷のハチ公前と同じ感覚なようです。

でも、
多分俺ぐらいにしか通じないんじゃないのでしょうか。



先輩に“焼肉でも食うか?”なんて聞かれれば、
“はい、いただきます!”と元気よく答えるのが
後輩の正しい返事のあり方で、
とくに徒弟制度がはっきりしている
我々たけし軍団なら尚更のこと。

“いつでも僕は腹ペコです!”ってのが、
後輩の正しいあり方なのです。


ミマタさんに美味しい焼肉をご馳走になり、
とりあえず一服したところでインタビュースタートです。


雑談をしている合間に、
今回もさりげなくボイスレコーダーのスイッチを入れたんです。
だって、いかにも今からインタビュー始めますって感じで
こっちが身構えてスイッチなんか入れたら
さすがのミマタさんもやりにくいと思いますから・・・



ミマタさん、僕がさりげなくスイッチを入れたのをチラッと見ると
いきなり



「アル君、最近調子どう?」


今回もまたまたやっぱりです。
スイッチを入れた途端、
中野新橋の焼肉屋にてYAZAWAモードに切り替わりました。

とりあえず質問されたので、
「調子ですか、はい、いいですよ。
こないだ自分の単独ライブがありまして・・・」
「今日も舞台『お~い!竜馬』の稽古だったんだけど、
いい感じで進んでますよ」



・・・やっぱりです!


僕が答えてるというのにまったく聞くこともなく、
ミマタさんが話だしました。

ミマタさん一言だけ言わせて下さい。
だったら最初から質問しないでいただいた方が
ありがたいのですが・・・

「今回は勝海舟役が東さん(そのまんま東)なわけ。
僕は演出家じゃないから、
演技どうこうは正直わかりませんよ。だけどイイわけ。
稽古場でみんなに混じって一生懸命やってくれてる
東さんがカッコいいわけ。
最初に東さんをキャスティングした時、
軍団の兄さんから、
「東がちゃんと芝居やるわけないだろ。
テレ朝の『朝までたけし軍団』見てればわかるだろ。
絶対、台本と全然違うことやったりするぞ。
確実に舞台ぶっ壊されるぞ!」
なんて声も正直あったわけ。
でも、
僕は心の中で思ってましたから。
マラソンだって勉強だってもう何年もバシッと決めてる男が、
あれだけ自分をストイックに追い込む男が、
そんなことするわけないでしょ。
“やりますよ、東さんはしっかり決めてくれますよ!”ってね。
そしたら案の定です、決めてます!
稽古場じゃバッチシやってくれてるわけ。
アル君、こーいうーのって
嬉しいじゃない、気持ちいいじゃない。
矢沢永吉が昔、アメリカからあのドゥービーブラザースを呼んで
ドゥービーをバックバンドに従えてコンサートやった時
こんな事、言ってました。
“バック ドゥービー 俺 YAZAWA!ヨロシク!”ってね。
僕も今回思ったね。
“バック 東 俺 ミマタ!ヨロシク!”って。
最高じゃない。でしょ?」



ミマタさん、
気持ちはわかりますが
東さんは先輩ですよ。
しかも、たけし軍団の一番上の先輩なんですよ。
バックバンドって位置づけはちょっとおかしくないですか・・・。

「とにかくあの男はねぇ、東さんは、
頼めばちゃんとおつりが返ってくる男なわけ。
アル君、ちゃんとおつり返してる?」



ハァ・・・!?
おつりですか? 東さんのように
かっこいいおつりは返してるかどうかわかりませんが、
とりあえず、人に何か買い物を頼まれた時には
おつりと領収書は返してます。はい!


僕も東さんにはミマタさんと同じような思いを持ってたので、
「東さんのブログでの日記をまめに読んでるですけど
本当にストイックですよね。
マラソンもそうだし、
勉強なんてとんでもなく真面目にやっていて、
“文武両道”って言葉を実践してる方だなーって、
後輩の僕が言うのもあれですが、関心しちゃいますもん、それに・・・」

「こないだ殿にも舞台『お~い!竜馬』のチラシを
持って挨拶に行ったわけ」





・・・・・・。
東さんの話は終わってたようです・・・。

たびたびですが、ようやくわかりました。
まったく僕の話はノーサンキューなんです、おそらく。
ミマタさんの、インタビューでの「アル君どー思う」的な
問いかけは、会話を変えるときの単なるブロックなんです。

まったく、ややこしいYZAWAモードのミマタさんです。

「殿、機嫌よかったってのもあると思いますけど、
もー僕にバンバン話しかけてくるわけ。
僕なんかに気ィつかって話しかけてくれるわけ。
“どんな舞台なんだ?”
“東はちゃんとやってるか?”
“客は入るのか?”なんてね。
嬉しいじゃない、天下のビートたけしが
僕に気をつかってくれてるのが最高じゃない!」

うん、それは相当嬉しいですよ!

「次の映画の話なんかもしてくれるわけ。
殿が自分で映画の内容をうれしそうにするわけ。
“ミマタが舞台なら、俺は映画だ!”って感じよ。
そんな殿見ててミマタ思いました。
あれだけいろんなことやってきた天下のビートたけしが
まだワクワクするものがある。
夢中なれるものがある。
素敵じゃない、羨ましいじゃない。
アル君はワクワクするものある?」

どうせまた会話を変えるためのブロックだと思ったので、
思いっ切り無視して冷麺をすすっていると・・・

「アル君聞いてる!?ワクワクするもんみつけてる?」

えっ、今度はブロックじゃないの!?

少し慌てて仕方なく、
「そうですね、僕にとってのワクワクっていったら今はやっぱり・・」

「こないだ今田さんに、飲みに連れて行ってもらったわけ。
今田耕司さんに飲みに連れて行ってもらったわけ。」

・・・って、おいっ!!
やっぱりブロックかい!どっちなのかハッキリして下さいよ!



ここだけの話、今回のインタビューは6時間に及ぶ
超ロングインタビューになってしまいました。
どこまでも天然、いやピュアなミマタ語録の数々。
続きは、今週木曜に更新します。
お楽しみに!!

(インタビュー&構成:アル北郷 編集長:どっこいサブ)


劇団『マッチョドラゴン』
三又忠久旗揚げ公演
「お~い!竜馬【青春編】」
新宿シアターサンモール
2006年8月2日<水>~7日<月>
料金:前売り5500円 当日6000円(全席指定・税込み)
お問い合わせ:劇団マッチョドラゴン制作部03-3774-8655
有限会社マジックファクトリー03-3778-7566
チケットぴあ(Pコード:370-308)
      0570-02-9999(音声認識・Pコード予約)
      0570-02-9988(オペレーター予約)

出会いに照れるな!

「北郷、今回のインタビューは荻窪でやるか」

二回目になるこのブログのインタビューは
ミマタさんの大好きな中野新橋の喫茶『ぶるまん』ではなく、
なぜか荻窪駅前ケンタッキーでやることに。

駅前ケンタッキーのカーネルサンダースの前で待つこと10分。
ミマタさんがやってきました。



あれれれれ・・・??
ミマタさん、顔つきがだいぶシャープになってます。

「ミマタさん、痩せました?」

「わかるか?かなり絞ったからな!」

うん、ほんとうです。
近くでみると一層痩せたのがわかります。

「北郷、今日はあまり時間がないんだ。すぐに始めるか。
とりあえずここに入るか?
あっ、ここって禁煙席ってあるか?禁煙席じゃなきゃ俺ダメだから」

「多分、ここのケンタッキーは2階が全席禁煙席ですね」

「最高じゃない!」



????

何が最高なのかよくわかりませんが、
とりあえずケンタッキーの2階の禁煙席にて
インタビュースタートです。

俺はノートを広げ、ボイスレコーダーのスイッチをミマタさんに
わかるようにオンにし、シャープな顔つきのよく日焼けをした
ミマタさんがしゃべるのを待ちます。



「アル君、調子はどう?僕は最高よ」







やっぱりです。。。

ボイスレコーダーのスイッチを入れた途端、
ミマタさんもスイッチが入りました。
俺のことを“アル君”、自分のことを“僕”と呼ぶ
YAZAWAモードのスイッチが入ったようです。

「ミマタさん。今日はなぜ荻窪なんですか?」

「実は今日このあと荻窪で
赤石光生さんにちょっとご挨拶があるわけ。
アル君に言ってなかったっけ。
もともとは赤石さんが、
僕と小山ゆう先生を引き合わせてくれたんですよ。
言わば、舞台版『お~い!竜馬』」のはじめの一歩を作ってくれた
恩人なわけ、赤石さんは」

「ミマタさん、さっきからサラッと言ってますけど、
赤石さんてあのレスリングの赤石さんですか?
ロサンゼルスオリンピック、
レスリング男子フリースタイルで銀メダルを獲得した
あの赤石光生さんですか?」

「ですよ!」

おいおいおい!

ちょっと待ってくださいって。

ミマタさんの話を整理すると、
今日これから会うのが
ロサンゼルスオリンピックの銀メダリスト赤石さんで、
ほいで、銀メダリストの赤石さんから
漫画界の重鎮小山ゆう先生を紹介されたんですって・・・・

銀メダリストの赤石さんと知り合いってだけで十分凄いのに
そこから小山先生を紹介されてたミマタさんて・・・

プライドの怪人こと、
百瀬博教さんの言葉を借りれば、
ミマタさん、
あなたはどこまで出会いに照れない男なのですか!
改めてミマタ人脈恐るべしです。

「アル君、僕痩せました?」





「はい、見た目にもばっちりわかるくらい絞りましたね。
8月の舞台『お~い!竜馬』」に向けての役作りですか?」

「もちろんそれもあります!
それもあるけど、スカパーでレギュラーやらせてもらってる
『シーザー魂』 (立ち技格闘技シュートボクシングの番組)で、
ちょっと痩せる企画がありまして、バッチシ絞ったわけ。
もーそこはバッチシ決めたわけ。
僕、やる時は限界まで自分を追い込む男でしょ。
これって遊びのダイエットじゃないから、もー大変よ。
最後はグラム単位の勝負なわけ。
食事制限と酒も抜いて昨日まで順調に落としてたわけよ。
それでもまだ足りないから、
今日なんてガム噛んでつば出してますよ。
力石ですよ、ジョーとやる前の力石徹ですよ!」

男の憧れ力石ってのはチト大げさですが、
確かにかなり絞られてます、はい!

「アル君、一週間です。すでに一週間抜いてますよ!」

「すいませんミマタさん。
今度は何を一週間抜いてるんですか?」

「禁煙ですよ、タバコ辞めて一週間ですよ。
ニコチンを抜いてすでに一週間たったわけ」

なるほど!
だからさっきあれほどまでに禁煙席を強く要求してたのか・・・

「タバコ吸ってる奴はダメですよ。

正直軽蔑しますよ。

こないだも『お~い!竜馬』の稽古場が禁煙で、
ちょっと離れたところに喫煙所があるわけ。
そこは周りにあるオフィスビル全部の喫煙所になってるわけ。
そこで僕等、劇団員以外に、
サラリーマン達もタバコを吸いに来てるんだけど、
僕つい大声で言っちゃいましから。
聞こえる声で言っちゃいましたから。

“タバコやめられない奴はダメだなー、出世しませんよ!”ってね」





・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・・・

確か・・・

ミマタさんってついこの間までメンソールを日に二箱も
モクモク煙上げながら吸ってなかったっけ?

で、禁煙したらいきなりこのモードって、
一番やっかいな禁煙者のパターンじゃないですか。


「アル君知ってる?
海の向こうのアメリカじゃ、
太ってる奴、タバコ吸ってる奴、
それに受け口は出世しないって言われてるんですよ」




最後の受け口ってのはお初に聞きました。




「要するに、
自己管理の出来ない奴は会社が出世させないんですよ!
僕、その中の二つを切りましたから。
タバコとデブをきっぱり断ち切りましたから!」

確かにこないだまでのミマタさんは太っていたし、
タバコも吸われていました。



それに・・・
後輩の自分がこんなことを冷静に言うのもあれですが・・・


どなたが見てもはっきりとした受け口でもありました。


ハイ!。



ちなみに医学用語では受け口のことを、下顎前突(かがくぜんとつ)っていうんです。
もしかして、それも治しちゃうつもりなのかな・・・。



とにかく今日のミマタさんは、
禁煙にダイエットとストイックモード全快です。
正直、俺もびっくりしています。

「でよ。こないだ7月の9日までやっていた長塚圭史さん演出の舞台『ウイー・トーマス』をパルコ劇場まで観に行ってきたわけ」

おっとっと、
先程までのストイックな話題は一旦終わってしまったようです。

「もちろん面白いって評判だったし、
長塚さん演出だしで観に行ってきたんだけど、
なんてたって木村祐一さんが出演されてたわけよ。
僕、昔から木村さんにはお世話になってるわけ。
結婚祝いもまだ渡してなかったから、
三越でバシっとお祝いのワイングラスを買って、
パルコ劇場に観に行ったわけ。
もー最高よ!
舞台も最高!木村さんもご機嫌に最高ですよ」

ミマタさん、長塚さん演出、木村さん出演の舞台。
俺も観に行きたかったです。。。

「舞台跳ねて木村さんに飯連れて行ってもらって、お祝い届けてさ。
いい夜でしたよ。
お笑いも最高。舞台も最高。
最近じゃ映画で役者としても最高の尊敬する木村さんと
たっぷり話が出来て、もーミマタご機嫌ですよ。
僕って正直だから、
尊敬する人なんかと会うと勝手にテンション上がっちゃうわけ。
自然とパワーをわけてもらっちゃうわけ。
アル君も僕と会ってる時テンション上がってるもんね」

・・・あっ はい!
確かにある意味テンションは上がってます。



「アル君、こないだ永ちゃんと(もちろん矢沢永吉さんね)と
イチローが対談本出したんですよ」

ほら、このようにバンバン話題変わるから、
テンション上げて聞いとかないと見失っちゃうんです。

「僕は誰と対談本出せばいいわけ?」





????・・・・。




間髪いれず、
またまたビックリ発言を炸裂されるミマタさん。

矢沢さんとイチローさんの対談本が出版されたからって、
なんでミマタさんが対談本を出版しなくてはいけないのでしょうか・・・

さっぱりわからないので曖昧にうなづいときました。

「僕と対談するとなると、やっぱり今なら時期的に小山ゆう先生?」

時期に関係なくそれはまったくおかしいです。

「でもあれか、小山先生じゃちょっと近すぎてベタかな?
だったら武田鉄矢さんか?それも近すぎて意外性がないか」

意外性の問題ではなくて、

小山先生に武田さんて!
ミマタさん。対談する方がビッグすぎますよ。

で、何で勝手に却下までしちゃってるの!

って言うか、
バランスがめちゃくちゃですよ。
小山先生も武田鉄矢さんも、
どっちがイチローでも矢沢さんでも異議なしですが、
ミマタさんは矢沢さん?それともイチローさんなの?



正直言ってかなり異議ありです!



世間から怒られますよ、ホントに・・・

「そーなるとアル君あと誰よ。僕の対談本の相手って誰よ。
殿か、たけしさんか?でも殿は同じ事務所だからちょっとなー」


そーいうー問題ですか!
ってか
まだこの話題続けるんですか?

「殿も僕との対談じゃ、
ある意味気ィつかい過ぎて盛り上がらないかもしれないし、
それじゃ意味がないでしょ、わかる?」

????・・・・・・

はなから意味がまったくわかりませんです!



「アル君、僕の大好きな言葉知ってます」

すいません、存知あげてませんです。

「“人間は変わらなければ意味がない!”
これ、僕の大好きな落合信彦さんが書いてるんですよ」

「あのーミマタさん。それとさっきの話の対談相手と
どーいった関係があるんですか?」





「今日のアル君、カン悪いわ。
だからそれでいいーじゃない。
僕の対談の相手は落合信彦さんでいいじゃない、」

何を言ってるんでしょうか。


まったくもってよくないですよ!
落合信彦って!
ジャンルも違えば、面識もないのに、
なんでミマタさんと対談しなきゃいけないのでしょうか。
それに一体ミマタさん、
KGBからCIAまで、
世界に情報網をもつスーパージャーナリストの落合信彦さんと
何について語るつもりなんでしょうか?
納得できないにも程があります。






待てよ・・・・




ミマタさん。
最初にビックリさせられた
銀メダリストの赤石光世さんの例もあるからな。
とんでもない人と普通に面識持ってたりするからな。
“出会いに照れない”を実践してるミマタさんだしな。

落合信彦さんか・・・
いやいやいや。これ笑ってるけど実際わかんないぞ!
底なしのミマタ人脈に賭けてみるか?
って俺は一体何に賭けてんのよ・・・・

「アル君これちょっと見てよ」

すっかり落合信彦さんと対談する気分のミマタさん。
いきなりある有名グラビア雑誌を鞄から出してきました。
今度はどんなびっくりでしょうか?



「この子、知ってる?」



「知ってるも何も、最近やたらグラビア雑誌でお見受けしてますよ。
めちゃくちゃ可愛いじゃないですか」

「でしょう。この子とこないだ仕事が一緒だったわけ。
グラビア通りで素敵な子で最高なわけよ。
で、
この子に舞台『お~い!竜馬』のチラシをさりげなく渡したら、
もー興味津々で観にきたいって、きかないわけ。
容姿も性格も最高だけど、センスもちゃんと持ってる子なわけよ。
アル君、もしこの素敵な女性が『お~い!竜馬』観にきたらどうなると思う?」

「どーなるんですか?」

「そんなの決まってるでしょ、
僕にそんな野暮なこと言わせないでよ。
ミマタの竜馬見たら女の子がどうなるか
アル君が一番わかってるでしょう?」

「はー・・・」

どうやら、グラビア雑誌の中で笑ってるこの素敵な女の子が
『お~い!竜馬』を観たあかつきには、



ミマタさんと恋が芽生えるらいしのです。



ミマタさん、
人脈も底なしですが、

恋の妄想も底なしのようです。





「アル君、僕の冠番組が大阪で始まったらどうします?」

大阪でミマタさんの冠番組?


なぜに大阪?



そしていきなりの冠番組!





はて・・・これってミマタさん特有の謎かけなのでしょうか。

「まー、もうちょっとしたらはっきりさせますよ。
深夜番組だけどな!」



深夜番組?

うーんなんかそれって説得力あるな。

僕はミマタさんと付き合って9年になりますが、
深夜番組とまで具体的に発言するミマタさんは
なんらかの根拠がある時です。
どーいった流れでの大阪進出なのかは、
今はまださっぱりわかりませんが、
とにかく、
ミマタ人脈は関西にまで伸びてたようです。

うーんつくづく恐るべし・・・・・・・

だったらミマタさん、
いつか大阪でこのブログのインタビューやりましょうよ。
お好み焼きでも食べながらインタビューをして、
新地に自分を連れてってください!絶対ですよ。

「アル君、おいしいお好み焼きでも食べながら、
このインタビューをする時が近いうち来ますよ。
新地ではしゃぐ夜がもうそこまで来てますよ。
アル君もわかってきたと思うけど、
僕といると楽しいことしか経験しないように出来てるわけ」

俺の心中を思いっきり見透かされていたようで、
ちょっとゾッとしました。

「これからどんどん楽しくなりますよ。
だって僕がハッピーなら、
まわりだって自然とハッピーになるわけでしょ。


アル君。アーユーハッピー?」



・・・・・・。
・・・・・・。

えっ 今ですか!
今ハッピーかですか?・・・・・

「あのーミマタさん。
今ハッピーかどうかは正直ちょっとわからないですね・・・」

・・・ってもう、
ミマタさん帰り支度なんかして、全然聞いてねーや!

待ち合わせの時間が迫っていたようで、
痩せてタバコを辞めたニューミマタさんは、
銀メダリストに会いに足早に荻窪の町へと消えて行ってしまった・・・・

落合信彦に大阪進出と
今回もビックサプライズで僕を震撼させてくれたミマタさん。

でも、
多分どっちかは実現したりするんだろうな。
何度も書くのもあれですが、だってミマタさん、
出会いにまったく照れない人なんだもん。
出会いに照れない人って、強いからなー。

さて、次回は一体何が飛び出すことやら・・・。

(インタビュー&構成:アル北郷 編集長:どっこいサブ)


劇団『マッチョドラゴン』
三又忠久旗揚げ公演
「お~い!竜馬【青春編】」
新宿シアターサンモール
2006年8月2日<水>~7日<月>
料金:前売り5500円 当日6000円(全席指定・税込み)
お問い合わせ:劇団マッチョドラゴン制作部03-3774-8655
         有限会社マジックファクトリー03-3778-7566
チケットぴあ(Pコード:370-308)
        0570-02-9999(音声認識・Pコード予約)
        0570-02-9988(オペレーター予約)

始まりはYAZAWAのように

「北郷、お前俺のこと日記で面白く書いてくれてるらしーな」

一ヶ月ほど前だろうか、
ミマタさんより中野新橋の喫茶店『ぶるまん』にて
いきなりこんな問いかけを切り出され、
俺は少々あせっていた・・・

 

あっ、初めまして。
このブログでのインタビュアーことアル北郷です。

とりあえず軽く自己紹介いっときます。
ミマタさんとは9年の付き合いになる
ミマタウオッチャーなビートたけしの下から二番目の弟子っ子。

4年前からはじめた自身のブログにて
ちょこちょことミマタさんとの
濃厚な出来事を書いている自称“毒をはかないレニーブルース”な
ピン芸人がこのブログの俺ことアル北郷です。
とりあえずよろしくです。

話を一ヶ月前の喫茶店『ぶるまん』に戻そう・・・

いきなり俺のブログで書いている
ミマタさんの爆笑エピソードについて
聞かれた俺は少々あせっていたのだ。


だって、ミマタさんがパソコンて!
まったく結びつかないわ。
ましてやネットでブログを覗くなんてありえない人ですから・・・

俺も正直ミマタさんは見てないだろうな・・ってのがちょっとあって
好き勝手に書いてたところもあるんだよね。
それはともかく、どこで俺のブログを覗いたのかは知りませんが、
ほめられてるのか、叱られてるのかよくわからなかったので 、


「そーですね、ミマタさんはよく登場しますね」

曖昧な答えでお茶を濁そうとしていたら、


「実はな、俺もブログはじめようと思うんだ」

ミマタさんがブログ?




パソコンに向かうミマタさん





キーボードを打つミマタさん





まめに毎日更新するミマタさん?







いやいやいや・・・
ちょっと失礼ですが想像つきません。
だってミマタさんって言ったら、たけし軍団イチいい加減な、
いや大雑把な、いやいや豪快なことで知られる人なんですから。

ですが、ミマタさんは少し興奮してこう続けます。


「そこで相談なんだけどよ、
俺がパソコンに向かって一日の出来事なんかを
ちょこちょこ書くのはおかしいだろ、似合わないだろ」
 

まるで俺の心の中の叫びが聞こえたようなミマタさんの返しに
少しぎくっとしながら 、

「そーですね」
と答える俺。

「こうしねーか、
俺が一週間の出来事を北郷に話すから 、
お前がそれをまとめてブログにするんだよ

 

予期せぬ展開にまた少しぎくっとしながら、
「はー・・」
と、とりあえず曖昧な返事を返します。







「お前、矢沢永吉の『成り上がり』って好きか?」

「かなり好きですよ!
って言うか世の金玉ついてる男の子ならみんな好きですよ」

「だよな、それで行こうぜ!」

「何がそれで行くんですか?」

「だから、『成り上がり』方式だよ。
あの本は矢沢がしゃべって、
糸井重里がまとめた本だろ。
それだよ、
そのやり方で俺のブログを立ち上げるんだよ」

「っといいますと?」

「俺が矢沢で、お前が糸井だ!」

この人、狂ってる!

「俺が矢沢ばりに日々の出来事をしゃべるから、
重里役のお前がまとめて週一で更新すんだよ。
どうだ、ナイスなアイデアだろ?

冷静になって一個一個突っ込こまさせていただきます。
 


まず、
ミマタさんが矢沢永吉ってのも随分な話だし、
俺が糸井重里ってのも
まったく世間から同意を得られない。

むちゃくちゃな話です・・・
やっぱり狂ってます。

が、





ミマタさん本気だよ!
目がマジだもん!



「よーし、二人で天下取るか!」
だって ・・・




いやいや・・・たかだか二人でブログ始めるだけだぜ。
今や猫も杓子もブログで表現者気取りの時代だよ。

まったく新しくもない試みに一人勝手に興奮し、
俺がミマタさんのブログを手伝うことも
当たり前のように決まってしまい、
このブログの第一回目のインタビューがはじまることとなった・・・

 

初めてミマタさんからブログ構想を聞いてから一ヶ月後。
やっぱり中野新橋の喫茶店『ぶるまん』に呼び出され俺は、
一抹の不安の抱えながら店へと向かった。

 

『ぶるまん』の前につくとミマタさんが難しい顔して立ってます。

「どーしたんですか?」
と俺が聞くと、

「今日休みなんだよ」
とかなりご機嫌斜めな様子・・・

ミマタさん行きつけの喫茶店『ぶるまん』が休みなようです。

正直、
「どこだっていいじゃん!」
なんて、心で軽く突っ込ませてもらい、
しかたなく『ドトールコーヒー』でインタビューをすることに・・・

「アル君、今年も始まるわけよ!」




何がはじまるのかさっぱりわからず、
適当にうなづいていると、

「『お~い!竜馬』ですよ!」


あっそうか、
去年の秋にミマタさんがプロデュースして立ち上げた、
小山ゆう先生武田鉄矢さん の
大人気漫画『お~い!竜馬』の舞台の話でした。

「去年は小山先生も観に来てくれて喜んでもらったわけ。
で、舞台終わって小山先生に呑みに連れて行ってもらって、
店までの道すがら僕が小山先生のちょっと先を歩いて
小山先生が僕の後ろを歩いてたわけ。
気分はもーあれですよ。

小山先生が勝海舟で僕は竜馬。

京都の町を闊歩してる気分なわけですよ、これわかる?
そん時にさりげなく先生に言われた言葉があるんです」

先生曰く、「ミマタ君、今回の舞台はのべ何人お客さん入ったの」


「2000人です」
 

先生:
「でも日本の人口は一億でしょ。
まだまだ沢山の人がミマタ君の竜馬を観てないんだね」

「僕、それ聞いてもービンビンですよ。
正直感動して泣きました。
矢沢永吉の唄で、『背中越しのI Love You』ってのがあるけど、
僕にとっては、『背中越しの小山ゆう』ですよ!」



確かにジーンとくる最高なエピソードですね、うん。


ただミマタさん。



インタビューをスタートして
ボイスレコーダーのスイッチを入れた途端に

自分ことを“僕”、
そして俺のことを“アル君”って
呼び出しだしたのがちと気になります。
普段は俺のこと普通に“北郷”って呼び捨てにしてるのにな。
矢沢永吉さんを過剰に意識しているのが痛いほど伝わってくる滑り出しです。

「こないだ明治座に武田鉄矢さんの舞台を観に行って、
武田さんに挨拶したわけ。
で、
僕が帰ったあと、武田さん言ってたらしいからね。
“ミマタは顔がどんどんよくなってるなー、
あいつ自分じゃ気付いてないけど、
どんどんいい顔になってるぞ”って。
要するに簡単な話よ、
人間なんてこんなもんでしょ。
一個、本気になるもの見つけたらどんどん変わるわけ!
自分じゃ気づかないうちに
どんどん僕ステップあがっちゃってるわけ。
アル君、本気になるもの見つけてる?」

いきなり話題を変えるミマタさん。
そしていきなりこっちに話を向けてくるミマタさんが俺には怖い。

「だからある種、
  自己改革なんですよ!」


まさか昼下がりのドトール
アイデンティティの改革について語られるとは思ってませんでした、はい。


それと同時に一瞬自分が誰のインタビューをしてるのか
さっぱりわからなくなってきました、はい。

「今年も去年と同じシアターサンモールで
8月2日から舞台『お~い!竜馬』をやるわけだけど、
僕の中では既に来年よ。
来年、新宿のどでかいシアターアプルの舞台に立ってるイメージが
もう出来てますから。
アル君、わかるこれ?イメージって大事よ」

「はい・・・」

「ところでアル君、
僕が最近電車で仕事行ってるのバカにしてない?」




またまたいきなり話が変わって怖いこと言い出しました。
全然バカにしてないし、そんなこと一言もいったことないのに。

「僕がシェビー(シボレーのこと)売って、ジャガー売って、
電車乗ってることバカにしてるでしょ」

確かにミマタさんは以前シボレー、
それにジャガーと免許もないのに車を所有していたことがあったんです。
今は売ってしまったらしいのですが・・・・

「実は日産が今度、
スカイラインGTーRを予約した客だけに受注生産するんですよ。
僕、それ予約するから」

「はー、でも受注生産とかって、
最初に頭金100万なり200万なりを入れないと
予約できないですよね、普通」

「そこは心配ないですよ、僕にはこれがありますから!」

そー言ってミマタさん。
『お~い!竜馬』のチラシをどーんと出しました。




な、何が言いたいんだろう?
ちょっと困惑してたら、

「このチラシで100万や200万はすぐですよ、
そんなもん簡単ですよ。
GT-Rの一台や二台、
これ見せればすぐに生産スタートですよ」

やっぱりこの人、狂ってます!


確かに小山ゆう先生に書いていただいた
このチラシは最高にステキです。
ステキですが、
それがGT-R買うときになんの効果があるのでしょうか?
担保になんかなるわけないじゃありませんか。

「カルロス・ゴーンならこのチラシの価値がわかりますよ、
あいつはある意味黒船ですから・・・
でしょ、アル君?」





おっしゃってる意味がさっぱりなんですが・・・・







「アル君、最近殿がまたタップ始めたらしいじゃない?
俺も体絞りますよ、近所の渡嘉敷ジムで!」




渡嘉敷ジムでって言った瞬間、
ファイティングポーズを取りだしたミマタさん。
ミマタさん、ここはドトールコーヒーですよ!



「去年の竜馬が終わったあとなんだけど・・・」

また話が去年に戻っちゃった。
なるべく同じ時期の話しはまとめてお願いします。

「去年舞台終わったら留守電が入ってるわけ。
電話の向こうでワンワン泣いてるんだよ。
“よかったー感動した、最高だったー”って泣いてるわけ」

「あー、知り合いの女の子が
舞台の凄さをわかって興奮して電話してきたんですか?」

「違いますよ、アル君。
声の主は浅草キッドの玉さん(玉袋筋太郎)
ですよ。
女だったら即効抱きしめてやれるけど、
玉さんじゃさすがのミマタも無理でしょ、アル君。
そこでミマタ思ったわけ。
うまくいかないのがある意味人生ですよ。
矢沢にはマリアってステキなパートナーがいるけど、
僕にはどこ探しても見当たりませんよ。
こんなステキな男をほっとく今の日本の女の子って問題ですよ。
まー、ゆくゆくはその辺も僕が変えて行きますから。
僕、間違ったこと言ってます?」

間違ってると聞かれれば、
間違ってるのかな?どうなの・・・

「あと、水道橋博士に伝えておいてくれる?
ほら、博士の奥さんて美人で、
下にいる妹さん二人も美人じゃない。
その妹さんが去年観にこれなかったから、
今年は『お~い!竜馬』を観に来たいって言ってるらしいじゃない。
いい評判って早いから、それはある意味仕方ないことですけど・・・
でも、それはやめといた方がいい!
絶対に観に来させない方がいい!
なぜって・・・?決まってるでしょ。



観にきたら僕に惚れちゃうから!



さすがに博士の身内はこのミマタだって抱けませんよ。
でしょ、アル君?」



誰だって抱けませんよ!
どこの世界に
先輩の身内を性の対象として見る人がいるんですか。
おめでたいにも程がありますって。



「武田さんの舞台を観に行ったときなんだけど」



ミマタさん、
だからさっき武田さんが出てきたところで、
その話をしてくださると構成的に凄く助かるのですが・・・

「武田さんの舞台に
博多めんたいロックの重鎮にして伝説のバンド
『サンハウス』のドラマー浦田さんが出演されてるんですよ」

「確か武田さんが昔、
テレビでやった『幕末青春グラフティー坂本竜馬』」で
人斬り以蔵をやってた方ですよね?」

「ですよ。
僕の中で以蔵のイメージって浦田さんなわけ。
浦田さんのやった以蔵が最高なわけよ」

「はい、あのドラマは出演されてる方も、物語も最高でしたよね」

「最高ですよ!
そんなもん誰が観たって最高ですよ。
その浦田さんに挨拶したわけ。
もちろん浦田さんも僕がイカした舞台をやったのは噂で聞いてるから、
まず言われたのが、
“ミマタ君、今度ゆっくり話ししてーな”ですよ。
で、ミマタ言いましたよ。
“浦田さん、もしよろしかったら
是非今年の『お~い!竜馬』観にきてください”って。
そしたら浦田さんが言ってくれましたよ。
“バカやろう、俺を出せ!”って

もー最高ですよ、
高校の頃に憧れていた
あの『サンハウス』の浦田さんに“出せ!”てって言われたわけよ。
これわかる?
もちろん浦田さんもシャレで言ってくれるてるとは思いますよ。
でも最高じゃない、
シャレでもなんでも最高じゃない。
ミマタノックアウトされましたよ。
『サンハウス』の浦田さん万歳ですよ!
アル君も万歳でしょ」




(はい、万歳でお願いします。)

「あのーミマタさん。
かなりしゃべってますので今日のところはそろそろいいんじゃないですか・・」




「ノリタケさんに会ったわけ。
飲み屋で偶然とんねるずのノリタケさんに会ったわけ」

僕の言葉などまったく耳を傾けることもなく、
新しい話題に移行したようです。

「以前の僕なら緊張とかももちろんあるけど
なんか卑屈になってたわけ。
このミマタ、どっか媚びてたわけ。
そりゃーそーですよ。
とんねるずクラスの先輩前にしたら誰だって卑屈になりますよ。
どっか媚びますよ、
媚びてこそ人間でしょ、ねえアル君?」


なんとなく言いたいことは伝わってきます。


「前の僕なら卑屈になって媚びた会話をしてました。
でも、今回はそれがまったくないわけ。
媚びるどころか、
のびのびとノリタケさんと会話してるニューミマタがそこにいたわけ」

「なぜですかね?」

「簡単ですよ、
舞台『お~い!竜馬』やった自信がもう俺を媚びさせないわけよ。
アル君、早いよ。
この世界自信がついたら早いですよ」

「本当に早いですね」

「あっそうだ、
今長州力のものまねで頑張ってる長州小力君っているじゃない。
ちなみに長州力のものまねを
ゴールデンタイムで最初にやったのは僕ですよ」


・・・・・
・・・・・・
・・・・・・・

どーでもいいわ!



「彼、“キレてない!”なんてギャグで庶民を楽しませてるけど、
そこでアル君、これどうよ。
“媚びてなーい!”
流行るでしょ?これ来るでしょ?
やっぱりこの世界いろんな意味で早いわ」

「早いですか」

「で、次の日ですよ、
これも怖いと思いました。
昨日ノリタケさんと会ったと思ったら、
次の日はタカさんですよ、タカさんと会ったわけ。

偶然なんて言葉じゃ説明できいでしょ、
アル君説明出来る?」

いえいえ・・もちろんできません。




でも、
それを世間では“偶然”って言うんですよね・・・




「やっぱりその日も同じですよ。
タカさんの前でも全然媚びてないわけ。
アル君、ここよく聞いてね。
“媚びてなーい!”ですよ」


「はー・・・」

俺は心のなかで思いっきり叫びました。







ズバリ言って流行りませんよ!




「とにかく僕がのびのびと会話してましたよ。
タカさんもそんな僕の変化に気づいたんでしょう。
僕にこう聞いてきましたから。
“ミマタ、今おまえ、女優で誰を抱きたい?”って。

そーいう話題、
さらっとタカさんと出来ちゃうランクに
気付かないうちにのぼってたってことでしょ。
アル君は今ランクどのくらい?」


僕のランクはとりあえず置いときましょ・・・


とりあえず時間も時間なので
まとめる意味を込めました。

「ミマタさん、
今年の舞台も大成功するといいですね。
頑張ってください!」と切り出したら、


「アル君、
舞台は舞台で毎年しっかりやっていきますよ。
それはミマタ約束します」


「はい、お願いします」



「今年で舞台『お~い!竜馬・青春編』は最後なわけ。
来年からは、幕末編に突入しますから」

「どんどん『お~い!竜馬』は進化していくんですね」

「進化しますよ、
進化って裏切らないわけ。
アル君、進化って裏切らないわけ!」

なんで二回も言うのでしょうか・・・


“進化って裏切らない”


きっとそんなに深い意味はないと思います。


「アル君映画好きだよね?」

「好きですね」

「映画ですよ、次は映画で動きますから」

「えっ映画作るんですか?」

「最高なアイデアがあるわけ。
ミマタのこの頭の中に
最高な脚本がもー出来上がってるわけ。
このアイデアを形にしたら日本の映画界がほっときませんよ。
それにアル君、
よく考えたら映画の内容うんぬんより、
もー僕そのものが1つの映画じゃない?」



いよいよ気がふれてきたようです。



映画って。
またデカイ風呂敷ひろげたなー。

「アル君ダメだよ、今日は話せないよ。
どんな内容のアイデアかはここで言う気ないから」

やっぱり時間も時間なのと、



正直あんまり聞く気もないです。



ごめんなさい。


「パクられたら終わりでしょ。
生き馬の目を抜く
このショービジネスじゃパクられた方が負けでしょう。
“やられるかやるか”でしょ・・・」

ミマタさん。
それを言うなら、 “やるかやられるか”ですよ。

「とにかく30代最後の夏はいきますよ。
ガツンといきますから。
僕も来年で40ですよ。
まーでも、
僕の中ではまだやっと二十歳(ハタチ)なわけ。
ようやっと思春期から抜け出した青二才ですよ。
ねえアル君、僕って青二才?」


“僕って青二才?”って聞かれてもなー。

なぜかアラジンの
「俺ってバリバリかい?」
ついを思い出してしまった俺もどうかしてます。

「よーするに、
エイジ・イズ・ジャスト・ア・ナンバー!ですよ。
歳なんて単なる記号でしかない!
そーいうことでしょ」

「アル君もラッキーだよね。
僕といれば食いっぱぐれないわけでしょ。
幸せ者じゃない」

とにかくインタビューを終わらせたかったので、


「はい、僕は幸せ者です」




ってことでなんとかインタビューを切り上げました。

とにかくインタビューを1分でも早く終わらせたかったので、
怒られることを覚悟しながら、
ボイスレコーダーのスイッチを清水の舞台から飛び降りる覚悟で
そっと勝手に切りました。

すると、一瞬ミマタさんの顔色が変わり、


やばい!


やっぱりまだ切り上げるのはやかったか・・・
って思ったら、






「北郷、俺いい感じでしゃべったんじゃないか?」

随分とやさしい口調ないつものミマタさんが
そこには座っていました・・・




ふー、、、やれやれ




しかし、
レコーダーのスイッチを切ったとたんに
“アル君”からいつもの“北郷”になり、
自分の事を“僕”からこれまたいつもの“俺”に戻るなんて、
ミマタさん、
ボイスレコーダーのスイッチがそのまま
矢沢モードのスイッチであり、
山ほど語った夢を実現するための
対世間への戦闘体制モードに自己改革するスイッチだったんですね。


レコーダーと自分のスイッチがシンクロしてる人
なんて少なくとも僕の周りではミマタさんだけです。


8月の舞台に向けて、
自信満々に抱負や展望を語ったミマタさん。
なぜだろう、
ミマタさんの口から具体的なプランや夢が語られれば語られるほど
心の中で突っ込みながらも

「そうだよ、そーですよ、そーこなくっちゃ!」


少しワクワクし興奮しているもう一人の俺がそこには確実いた。

夢を見ることが困難なこの時代に、
これだけ新しき夢を惜しげもなく語るミマタさんに
いつしか俺も酔っていたのかもしれない。

いや、
忘れていた何かを
忘れていた熱い何かを
ミマタさんから感じてしまったのかもしれない・・・

そうだ!
俺だって、
俺だってミマタさんに比べればちっぽけかもしれないだけど
夢は見ている男なんだ。

軽い気持ちではじめたこのミマタブログのインタビューが、
中野新橋の喫茶『ぶるまん』が休みなため
仕方なく『ドトールコーヒー』のはしっこで始めたこのインタビューが、
夢を見ることの素晴らしさを
俺に改めて教えてくれるなんて、




ちくしょー!
ミマタさん、
いい意味で約束が違うじゃないですか!




そして俺は思い出していた。
この気持ち、この感情の高まり、
どっかで俺は味わっているはずだ。

あっ、
そうだ。 『ロッキー』だ。
17歳の時にテレビ東京のお昼のロードショーで
初めて『ロッキー』を観たあとの熱い気持ちじゃないか。

やられた!
平成の竜馬きどりの
目の前の坊主頭の来年で40になるこの男に
俺は見事に心臓をつかまれた!

よーし俺は決めた!
今はまだちょっとポンコツで、
水漏れなんかもある小さなこの船に
このミマタ船に、
夢を見る男ミマタタダヒサ39歳に俺も乗った!
いつの日か、大きな黒船に変わるまで
夢という名の大海原を、俺も一緒に漂いつづけてやる。

ミマタさん。俺乗りましからね
最後まで見届けますからね

そんな覚悟を心に強く抱き、
帰り支度を始めている俺に

「北郷、
ちょっと歩いたところに旨いいちごパフェを出す喫茶店があんだよ。
そこでパフェでも食ったら
俺んちで朝までファミスタでもやるか。
俺が巨人でお前楽天な。
甘いもん食ってゲームやって。
今日は最高だろ。
フフフフフ・・・
お前はほんと幸せもんだな~
アーユーハッピー?アッハ~ン 」






やっぱりこの船、下りようかな?





ダメだ、もう沖は遙か彼方だよ・・・
えーい、いったん決めたんだ。どうとでもなれって!

はじまったばかりのこの大航海。
行く手には、一体何がまっているのだろうか。

 

(インタビュー&構成:アル北郷 編集長:どっこいサブ)

 

 

 

 

劇団『マッチョドラゴン』
三又忠久旗揚げ公演
「お~い!竜馬【青春編】」
新宿シアターサンモール
2006年8月2日<水>~7日<月>
料金:前売り5500円 当日6000円(全席指定・税込み)
お問い合わせ:劇団マッチョドラゴン制作部03-3774-8655
         有限会社マジックファクトリー03-3778-7566
チケットぴあ(Pコード:370-308)
        0570-02-9999(音声認識・Pコード予約)
        0570-02-9988(オペレーター予約)