プロフィール

三又忠久


三又又三

(みまた・またぞう)
1967年5月27日生まれ。岩手県出身。
仙台育英高校時代にはレスリングで県大会2位(60kg級)の実績を持ち、新日本プロレス入りも考えたという。
2005年より武田鉄矢原作、小山ゆう作画の名作漫画『お~い!竜馬』を自身の企画・プロデュース・主演で舞台化、そのまんま東、宮川大輔らを共演者として迎えるなど、ライフワークとして精力的に展開しつつ、単独ライブ『三又又三のかく語りき』を定期的に開催。
2009年2月、北野武監督作品、映画『アキレスと亀』で東スポ映画大賞新人賞受賞。
出演DVD『大輔宮川のすべらない話2』、好評発売中!

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出会いに照れるな!

「北郷、今回のインタビューは荻窪でやるか」

二回目になるこのブログのインタビューは
ミマタさんの大好きな中野新橋の喫茶『ぶるまん』ではなく、
なぜか荻窪駅前ケンタッキーでやることに。

駅前ケンタッキーのカーネルサンダースの前で待つこと10分。
ミマタさんがやってきました。



あれれれれ・・・??
ミマタさん、顔つきがだいぶシャープになってます。

「ミマタさん、痩せました?」

「わかるか?かなり絞ったからな!」

うん、ほんとうです。
近くでみると一層痩せたのがわかります。

「北郷、今日はあまり時間がないんだ。すぐに始めるか。
とりあえずここに入るか?
あっ、ここって禁煙席ってあるか?禁煙席じゃなきゃ俺ダメだから」

「多分、ここのケンタッキーは2階が全席禁煙席ですね」

「最高じゃない!」



????

何が最高なのかよくわかりませんが、
とりあえずケンタッキーの2階の禁煙席にて
インタビュースタートです。

俺はノートを広げ、ボイスレコーダーのスイッチをミマタさんに
わかるようにオンにし、シャープな顔つきのよく日焼けをした
ミマタさんがしゃべるのを待ちます。



「アル君、調子はどう?僕は最高よ」







やっぱりです。。。

ボイスレコーダーのスイッチを入れた途端、
ミマタさんもスイッチが入りました。
俺のことを“アル君”、自分のことを“僕”と呼ぶ
YAZAWAモードのスイッチが入ったようです。

「ミマタさん。今日はなぜ荻窪なんですか?」

「実は今日このあと荻窪で
赤石光生さんにちょっとご挨拶があるわけ。
アル君に言ってなかったっけ。
もともとは赤石さんが、
僕と小山ゆう先生を引き合わせてくれたんですよ。
言わば、舞台版『お~い!竜馬』」のはじめの一歩を作ってくれた
恩人なわけ、赤石さんは」

「ミマタさん、さっきからサラッと言ってますけど、
赤石さんてあのレスリングの赤石さんですか?
ロサンゼルスオリンピック、
レスリング男子フリースタイルで銀メダルを獲得した
あの赤石光生さんですか?」

「ですよ!」

おいおいおい!

ちょっと待ってくださいって。

ミマタさんの話を整理すると、
今日これから会うのが
ロサンゼルスオリンピックの銀メダリスト赤石さんで、
ほいで、銀メダリストの赤石さんから
漫画界の重鎮小山ゆう先生を紹介されたんですって・・・・

銀メダリストの赤石さんと知り合いってだけで十分凄いのに
そこから小山先生を紹介されてたミマタさんて・・・

プライドの怪人こと、
百瀬博教さんの言葉を借りれば、
ミマタさん、
あなたはどこまで出会いに照れない男なのですか!
改めてミマタ人脈恐るべしです。

「アル君、僕痩せました?」





「はい、見た目にもばっちりわかるくらい絞りましたね。
8月の舞台『お~い!竜馬』」に向けての役作りですか?」

「もちろんそれもあります!
それもあるけど、スカパーでレギュラーやらせてもらってる
『シーザー魂』 (立ち技格闘技シュートボクシングの番組)で、
ちょっと痩せる企画がありまして、バッチシ絞ったわけ。
もーそこはバッチシ決めたわけ。
僕、やる時は限界まで自分を追い込む男でしょ。
これって遊びのダイエットじゃないから、もー大変よ。
最後はグラム単位の勝負なわけ。
食事制限と酒も抜いて昨日まで順調に落としてたわけよ。
それでもまだ足りないから、
今日なんてガム噛んでつば出してますよ。
力石ですよ、ジョーとやる前の力石徹ですよ!」

男の憧れ力石ってのはチト大げさですが、
確かにかなり絞られてます、はい!

「アル君、一週間です。すでに一週間抜いてますよ!」

「すいませんミマタさん。
今度は何を一週間抜いてるんですか?」

「禁煙ですよ、タバコ辞めて一週間ですよ。
ニコチンを抜いてすでに一週間たったわけ」

なるほど!
だからさっきあれほどまでに禁煙席を強く要求してたのか・・・

「タバコ吸ってる奴はダメですよ。

正直軽蔑しますよ。

こないだも『お~い!竜馬』の稽古場が禁煙で、
ちょっと離れたところに喫煙所があるわけ。
そこは周りにあるオフィスビル全部の喫煙所になってるわけ。
そこで僕等、劇団員以外に、
サラリーマン達もタバコを吸いに来てるんだけど、
僕つい大声で言っちゃいましから。
聞こえる声で言っちゃいましたから。

“タバコやめられない奴はダメだなー、出世しませんよ!”ってね」





・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・・・

確か・・・

ミマタさんってついこの間までメンソールを日に二箱も
モクモク煙上げながら吸ってなかったっけ?

で、禁煙したらいきなりこのモードって、
一番やっかいな禁煙者のパターンじゃないですか。


「アル君知ってる?
海の向こうのアメリカじゃ、
太ってる奴、タバコ吸ってる奴、
それに受け口は出世しないって言われてるんですよ」




最後の受け口ってのはお初に聞きました。




「要するに、
自己管理の出来ない奴は会社が出世させないんですよ!
僕、その中の二つを切りましたから。
タバコとデブをきっぱり断ち切りましたから!」

確かにこないだまでのミマタさんは太っていたし、
タバコも吸われていました。



それに・・・
後輩の自分がこんなことを冷静に言うのもあれですが・・・


どなたが見てもはっきりとした受け口でもありました。


ハイ!。



ちなみに医学用語では受け口のことを、下顎前突(かがくぜんとつ)っていうんです。
もしかして、それも治しちゃうつもりなのかな・・・。



とにかく今日のミマタさんは、
禁煙にダイエットとストイックモード全快です。
正直、俺もびっくりしています。

「でよ。こないだ7月の9日までやっていた長塚圭史さん演出の舞台『ウイー・トーマス』をパルコ劇場まで観に行ってきたわけ」

おっとっと、
先程までのストイックな話題は一旦終わってしまったようです。

「もちろん面白いって評判だったし、
長塚さん演出だしで観に行ってきたんだけど、
なんてたって木村祐一さんが出演されてたわけよ。
僕、昔から木村さんにはお世話になってるわけ。
結婚祝いもまだ渡してなかったから、
三越でバシっとお祝いのワイングラスを買って、
パルコ劇場に観に行ったわけ。
もー最高よ!
舞台も最高!木村さんもご機嫌に最高ですよ」

ミマタさん、長塚さん演出、木村さん出演の舞台。
俺も観に行きたかったです。。。

「舞台跳ねて木村さんに飯連れて行ってもらって、お祝い届けてさ。
いい夜でしたよ。
お笑いも最高。舞台も最高。
最近じゃ映画で役者としても最高の尊敬する木村さんと
たっぷり話が出来て、もーミマタご機嫌ですよ。
僕って正直だから、
尊敬する人なんかと会うと勝手にテンション上がっちゃうわけ。
自然とパワーをわけてもらっちゃうわけ。
アル君も僕と会ってる時テンション上がってるもんね」

・・・あっ はい!
確かにある意味テンションは上がってます。



「アル君、こないだ永ちゃんと(もちろん矢沢永吉さんね)と
イチローが対談本出したんですよ」

ほら、このようにバンバン話題変わるから、
テンション上げて聞いとかないと見失っちゃうんです。

「僕は誰と対談本出せばいいわけ?」





????・・・・。




間髪いれず、
またまたビックリ発言を炸裂されるミマタさん。

矢沢さんとイチローさんの対談本が出版されたからって、
なんでミマタさんが対談本を出版しなくてはいけないのでしょうか・・・

さっぱりわからないので曖昧にうなづいときました。

「僕と対談するとなると、やっぱり今なら時期的に小山ゆう先生?」

時期に関係なくそれはまったくおかしいです。

「でもあれか、小山先生じゃちょっと近すぎてベタかな?
だったら武田鉄矢さんか?それも近すぎて意外性がないか」

意外性の問題ではなくて、

小山先生に武田さんて!
ミマタさん。対談する方がビッグすぎますよ。

で、何で勝手に却下までしちゃってるの!

って言うか、
バランスがめちゃくちゃですよ。
小山先生も武田鉄矢さんも、
どっちがイチローでも矢沢さんでも異議なしですが、
ミマタさんは矢沢さん?それともイチローさんなの?



正直言ってかなり異議ありです!



世間から怒られますよ、ホントに・・・

「そーなるとアル君あと誰よ。僕の対談本の相手って誰よ。
殿か、たけしさんか?でも殿は同じ事務所だからちょっとなー」


そーいうー問題ですか!
ってか
まだこの話題続けるんですか?

「殿も僕との対談じゃ、
ある意味気ィつかい過ぎて盛り上がらないかもしれないし、
それじゃ意味がないでしょ、わかる?」

????・・・・・・

はなから意味がまったくわかりませんです!



「アル君、僕の大好きな言葉知ってます」

すいません、存知あげてませんです。

「“人間は変わらなければ意味がない!”
これ、僕の大好きな落合信彦さんが書いてるんですよ」

「あのーミマタさん。それとさっきの話の対談相手と
どーいった関係があるんですか?」





「今日のアル君、カン悪いわ。
だからそれでいいーじゃない。
僕の対談の相手は落合信彦さんでいいじゃない、」

何を言ってるんでしょうか。


まったくもってよくないですよ!
落合信彦って!
ジャンルも違えば、面識もないのに、
なんでミマタさんと対談しなきゃいけないのでしょうか。
それに一体ミマタさん、
KGBからCIAまで、
世界に情報網をもつスーパージャーナリストの落合信彦さんと
何について語るつもりなんでしょうか?
納得できないにも程があります。






待てよ・・・・




ミマタさん。
最初にビックリさせられた
銀メダリストの赤石光世さんの例もあるからな。
とんでもない人と普通に面識持ってたりするからな。
“出会いに照れない”を実践してるミマタさんだしな。

落合信彦さんか・・・
いやいやいや。これ笑ってるけど実際わかんないぞ!
底なしのミマタ人脈に賭けてみるか?
って俺は一体何に賭けてんのよ・・・・

「アル君これちょっと見てよ」

すっかり落合信彦さんと対談する気分のミマタさん。
いきなりある有名グラビア雑誌を鞄から出してきました。
今度はどんなびっくりでしょうか?



「この子、知ってる?」



「知ってるも何も、最近やたらグラビア雑誌でお見受けしてますよ。
めちゃくちゃ可愛いじゃないですか」

「でしょう。この子とこないだ仕事が一緒だったわけ。
グラビア通りで素敵な子で最高なわけよ。
で、
この子に舞台『お~い!竜馬』のチラシをさりげなく渡したら、
もー興味津々で観にきたいって、きかないわけ。
容姿も性格も最高だけど、センスもちゃんと持ってる子なわけよ。
アル君、もしこの素敵な女性が『お~い!竜馬』観にきたらどうなると思う?」

「どーなるんですか?」

「そんなの決まってるでしょ、
僕にそんな野暮なこと言わせないでよ。
ミマタの竜馬見たら女の子がどうなるか
アル君が一番わかってるでしょう?」

「はー・・・」

どうやら、グラビア雑誌の中で笑ってるこの素敵な女の子が
『お~い!竜馬』を観たあかつきには、



ミマタさんと恋が芽生えるらいしのです。



ミマタさん、
人脈も底なしですが、

恋の妄想も底なしのようです。





「アル君、僕の冠番組が大阪で始まったらどうします?」

大阪でミマタさんの冠番組?


なぜに大阪?



そしていきなりの冠番組!





はて・・・これってミマタさん特有の謎かけなのでしょうか。

「まー、もうちょっとしたらはっきりさせますよ。
深夜番組だけどな!」



深夜番組?

うーんなんかそれって説得力あるな。

僕はミマタさんと付き合って9年になりますが、
深夜番組とまで具体的に発言するミマタさんは
なんらかの根拠がある時です。
どーいった流れでの大阪進出なのかは、
今はまださっぱりわかりませんが、
とにかく、
ミマタ人脈は関西にまで伸びてたようです。

うーんつくづく恐るべし・・・・・・・

だったらミマタさん、
いつか大阪でこのブログのインタビューやりましょうよ。
お好み焼きでも食べながらインタビューをして、
新地に自分を連れてってください!絶対ですよ。

「アル君、おいしいお好み焼きでも食べながら、
このインタビューをする時が近いうち来ますよ。
新地ではしゃぐ夜がもうそこまで来てますよ。
アル君もわかってきたと思うけど、
僕といると楽しいことしか経験しないように出来てるわけ」

俺の心中を思いっきり見透かされていたようで、
ちょっとゾッとしました。

「これからどんどん楽しくなりますよ。
だって僕がハッピーなら、
まわりだって自然とハッピーになるわけでしょ。


アル君。アーユーハッピー?」



・・・・・・。
・・・・・・。

えっ 今ですか!
今ハッピーかですか?・・・・・

「あのーミマタさん。
今ハッピーかどうかは正直ちょっとわからないですね・・・」

・・・ってもう、
ミマタさん帰り支度なんかして、全然聞いてねーや!

待ち合わせの時間が迫っていたようで、
痩せてタバコを辞めたニューミマタさんは、
銀メダリストに会いに足早に荻窪の町へと消えて行ってしまった・・・・

落合信彦に大阪進出と
今回もビックサプライズで僕を震撼させてくれたミマタさん。

でも、
多分どっちかは実現したりするんだろうな。
何度も書くのもあれですが、だってミマタさん、
出会いにまったく照れない人なんだもん。
出会いに照れない人って、強いからなー。

さて、次回は一体何が飛び出すことやら・・・。

(インタビュー&構成:アル北郷 編集長:どっこいサブ)


劇団『マッチョドラゴン』
三又忠久旗揚げ公演
「お~い!竜馬【青春編】」
新宿シアターサンモール
2006年8月2日<水>~7日<月>
料金:前売り5500円 当日6000円(全席指定・税込み)
お問い合わせ:劇団マッチョドラゴン制作部03-3774-8655
         有限会社マジックファクトリー03-3778-7566
チケットぴあ(Pコード:370-308)
        0570-02-9999(音声認識・Pコード予約)
        0570-02-9988(オペレーター予約)

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