【男・ミマタの壮大な夢プラン】
「しかしうまくいかねーな」
いきなり、大きなため息まじりの独り言です。
「なにがうまくいかないんですか?」
「恋だよ!」
???
あっ、そう言えば前回のブログで恋してるって言ってたな。
もしかして、その人とうまくいっていないのかな?
とりあえず、
俺はいつものようにボイスレコーダーのスイッチを入れて、
ミマタさんが矢沢モードになるのを待ちます。
あっ 今回の取材場所はミマタ邸です。
ですので、ミマタさんの格好は裸にパンツ一枚なんです。。。
この人って、家にいるときはいつもこうなんです。。。
で、
パンツはトランクスじゃなく灰色のブリーフなんです。。。
でっぷりと腹の突き出た目の前の裸の男が矢沢モードに
なるのを俺は待ちます。
待つこと2分・・・・
「アル君、ミマタってモテてる?」
いきなり答えにくい質問が問いかけられました・・・
参ったな。
「普通のサラリーマンとかに比べたら、モテてるんじゃないんですか」
男としてミマタさんが女性にモテてるってことではなく、
やっぱ芸人という仕事柄、同世代の普通に働いてる方よりは
モテてるんじゃないのかな・・・・・って僕は思ったわけね。
「どっかにいないわけ?
若くて綺麗で頭もよくて、料理なんかもすこぶる上手いこのミマタを心底愛してくれるレディーは」
「ミマタさん理想が高すぎるんですよ。
もう40歳なんですからそろそろ妥協しないとダメなんじゃないですか」
「アル君、それは出来ません!
このミマタの愛するレディーに妥協なんて言葉はありませんから」
「ミマタさん、ブラットピットじゃないんだから!
そんなこと言ってたら一生彼女なんて出来ませんよ!
結婚なんて無理ですよ!」
「とにかく僕は妥協なんてしないわけ。
待ちますよ、理想のレディーが白馬に乗って現れるのを。
ミマタ待ちますよ!」
白馬って!
ってかどうでもいいか・・・・
「2ヶ月ですよ、アル君2ヶ月経ちました」
何が2ヶ月なんだろう・・・
「僕がタバコ辞めて、もうすでに2ヶ月経ったわけ」
なるほどそういうことね。
どうでもいいけど話題も変わったのね。
「毎日5箱吸ってた僕が禁煙して2ヶ月ですよ。
アル君、自分でいうのもあれだけど凄い精神力です」
いつも自分で言ってる気もするけどな。
「あれだけ好きなタバコ辞められたんだから何だって出来ますよ。
もう何だって出来ます。
自分で言うのもあれだけど、空だって飛べるんじゃない?」
飛べないと思いますよ。
「今度仕事で体をシェイプアップするわけ。
12月までにこの体をハイブリットボディーに作り変えるわけ」
「そうなんですか・・・」
「さっきアル君がブラットピットじゃないんだから、
なんて言ってましたけど、
じゃーあれですよ。
アル君、それこそファイトクラブのブラットピットの体に
してご覧に入れます。
このミマタ、ブラットピットになってご覧に入れます!」
「あーそうですか。楽しみにしてます」
ファイトクラブの時のブラットピットの体って言ったら、
とんでもなくハイブリットボディーじゃん。
腹なんか割れまくってる体だよ。
出来るのかな?
でもあれか・・・
ここまで強く宣言するってことはやる気なんだろうな。
確かにタバコもすぱっと辞めたし、
『お~い!竜馬』も舞台化するって言ってちゃんと実現してるし、
普段正直ダメダメなところもいっぱいあるけど、
結構やるって決めたことはやる人だからな。
マジでファイトクラブなブラットピットの体に作り変えるんじゃ
なかろうか。
「アル君、子供の頃の夢、叶えてる?」
・・・はぁ?
おっと、またまた話題変わっちゃったよ。
「夢ですか?」
「ドリームですよ、子供のころのドリーム実現してる?」
「そうですね~」
なんだかまた壮大な話になってきたな・・・・・
「アル君、前田日明が大阪で空手少年だった頃、
憧れたのが極真空手のウィリー・ウイリアムスなわけ」
「知ってますよ、熊殺しのウィリー・ウイリアムスですよね」
「そうです。前田日明は子供の頃にウィリーにドキドキワクワク
してたわけ。
で、プロレスラーになって
リングス旗揚げして、ウィリーを自分の興行に呼んだわけ。
すでにウィリーは現役じゃかったけど、
前田は本物のウィリーを間近で見て子供のようにはしゃいでたのよ。
ガキの頃に憧れてた熊殺しを目の前にして子供に戻っちゃったわけ。
アル君、子供の頃に憧れてた人って永遠なんですよ。
いくつなっても自分のヒーローなんです」
「はい、確かにそーいうーことってありますよ。
自分も子供の頃に好きだった・・・」
「だからアル君、僕やりますよ!」
やっぱり全然僕の話なんて聞いないいつものミマタさんです。
「ミマタやります!」
「何をやるんですか?」
「この体をハイブリットボディーなブラットピットに作り変えた
暁には、やりますから」
「だから何をやるんですか?」
「決まってるじゃないないですか。
タイガー・ジェット・シンを日本に呼んでリングで闘いますよ!」
なんだそれ!
タイガー・ジエット・シンって!
今いくつだよ!
もうとっくに60過ぎてるじゃん!
完全におじいちゃんじゃない!
そんな人呼んで闘ってどーすんのよ!
それこそ老人虐待じゃない!
「アル君も誰か呼んで闘わないと男じゃないでしょ?」
なんでよ!
俺、別に子供の頃に闘いたかった人なんていねーもん。
何が、夢だっつーの!
(インタビュー&構成:アル北郷 編集長:どっこいサブ)