ザ・クロマニヨンズに触発されて・・・
「見てきたよ、クロマニヨンズ!」
おっと!
いきなり興味津々な発言じゃん。
ちなみに僕も、ミマタさんがクロマニヨンズを見た
1週間前に見てきたんだよね。
「僕もこないだ見てきたんですよ・・・・」
「猫ひろしちゃんからチケットを譲ってもらってさ、
下北のシェルターまで水道橋博士の秘書の鈴木君と行ってきたんだよ」
やっぱり人の話はまったく聞かないいつもミマタさんです。
「北郷、下北だぞ!
鈴木君と下北でヒロトとマーシーを見るんだぞ。
なんか思い出さないか?このシチュエーション」
はて・・・・!?
「バカヤロウ、決まってるだろう!
俺が4年前に下北のライブハウスで
ハイロウズを生で見て、
『不死身のエレキマン』を聞いて
電気が走って目が覚めて、
舞台『お~い!竜馬』をやろうって
思ったシチュエーションと一緒じゃんか!」
へっ、そうなの・・・?
ふーん。
確かに言われてみれば、
舞台『お~い!竜馬』のパンフレットにそんこと書いてたあったな。
あっ!
ってか、
あのパンフレットって僕がまとめたんだよ、言われてみれば。
とりあえずミマタさんの
4年前の下北ハイロウズ電撃ショックエピソードを
今年の舞台『お~い!竜馬』のパンフレットから
ちょっと長いけど載せときます。
~舞台『お~い!竜馬』パンフレットより~
「その当時の僕は、重度のワクワクインポにかかっていたのです。
大好きなハイロウズを生で、
近くで見れば、
何か新しい衝動へと僕をつき動かせてくれるんじゃないか?
そんな期待を胸に、強引に自分を無理から盛り上げ、
下北沢のライブハウスへ開演の4時間前に足を運び、
整理券8番をゲットして、ヒロトの汗が飛んでくる一番前で、
ハイロウズが出てくるのを待ちました。
シンプルで、
余分なもの、
無駄なものなどまったく無いライブが始まり、
目の前で跳ぶヒロト、がなるマーシーはもちろん最高でした。
最高だったけど・・・
僕が期待していたあのワクワクは、
心臓をつかまれるようなあのワクワクは襲ってきませんでした。
死ぬほどはしゃいでいる周りの若いファンに囲まれて、
僕は力なく拳をふり、
「好きなバンドのライブでもやっぱりダメか、
僕のワクワクインポはどうにもならいのか・・・」
と少し寂しくなったのです。
それはいきなりの出来事でした。
ライブも中盤にさしかかり、
『不死身のエレキマン』が始まった、その唄のサビを聴いた瞬間、
僕の細胞がいきなり動きだしたのです。
バッコーン!
20年眠っていた僕の細胞が、体の中で音を立ててはしゃぎ回り、
溜まりに溜まっていた脳内のドーパミンがすべて放出され、
もう僕は何がなんだかわからなくなっていました。
この歌詞が僕を、16歳に引き戻したのです。
「自分が自分の世界の主人公になりたかった
子供の頃から憧れていたものに
なれなかったんなら 大人のフリすんな
第一希望しかみえないぜ 不死身のエレキマン」byハイロウズ
気がつけば、誰よりも高く拳を突き上げ、
酸欠寸前で頭を振りまくってる僕がそこにいました。
うわー!
ルースターズを見てぶっ飛んだ時より興奮してないか?
完全に何かがひっくり返りました。
でもなんで急に?
『不死身のエレキマン』はもちろん大好きな唄で、
CDで何度も聞いていた、それなのになんで?
帰宅した僕は、歌詞カードをじっくりと何度も何度も読み返したのです。
やられた!
今までわからなかったその唄の意味が
その日、僕ははっきりとクリアに見えたのです。
ビートたけしに憧れて東京へ出てきた僕。
ビートたけしに近づいたことに満足していた僕。
主役なんかになれてない僕。
それでも何もせずに大人しくしていた僕。
この唄は『不死身のエレキマン』は僕の唄じゃないか!
何かしなきゃ、とりあえず動かなきゃ!
・・・そんなわけで、
ミマタさんが竜馬をやる気になっったんだよね。
どうでもいいけど、
“下北といえば、
俺とハイロウズの思い出の場所だろ、北郷!”的な
僕がいつでも
ミマタさんの事を考えてると思われてるのがなんだかちょっと怖い・・・
「クロマニヨンズ見る前に思ったんだよ。
見に行くのは楽しみだし、またなにか熱いものを貰えるかもしれないし。
でも、いいんだけど、クロマニヨンズって今3曲しか出回ってないじゃん。
『タリホー』と『弾丸ロック』と『クロマニヨン・ストンプ』だけだろう。
だから最高に楽しむために、
あらかじめこの3曲を聴きこんで行ってきたんだよ!
スゲー冴えてるだろ!
俺って、そういう細かいところにまで、ちゃんと気が回るんだよ!」
そうですか・・・?
きっとライブに行った他のみんなもちゃんと聴きこんで行ってますよ。
それって凄い普通のことですよね、ミマタさん。
「で、クロマニヨンズはカッコよかったですか?」
「おー。一曲目の『クロマニヨン・ストンプ』の
♪~人間人間人間・・・って始まるだろう。
もうそこでビヨ~ンと来たよ!」
ビヨ~ンとですか・・・。
「かっこいいのはもちろんなんだけど、今度アルバムが出るだろ。
まだ曲もそれぐらいしかないから、
57分でパパッと終わってさ、
途中ヒロトが曲少ないのでエアーギターやったりさ。
MCで“みんな緊張してるか?まだできたての曲ばっかりで
客前で唄うの初めてな唄が多いから僕のほうが緊張してるよ~”
なんてあってさ、よかったよ。楽しかったよ」
「ただハイロウズのときと比べて、
ヒロトが舌出したり、寄り目の顔したりする
パフォーマンスが少なかった気がするのは
気のせいかな・・・・」
おっと、なんだか冷静に分析してるぞ。
でも
ミマタさん
多分気のせいじゃないですか、きっと。
「ま~でもライブ見てて思ったんだけどさ、
クロマニヨンズって二足歩行で歩き出したサルだよな。
立って歩き出したサルだろう。
だから俺も思ったよ。
ちゃんと地に足つけろ、このバカミマタ!ってさ」
なんだかミマタさんらしくないな・・・
でも
凄~く共感してしまうのは僕だけでしょうか?
「12月に渋谷AXでクロマニヨンズの二日連続でやるんだよ。
行きて~な~、チケット取れないかな・・・。
でも二日間でも2時間弱ってのがなんか凄いな。
貴重だよな」
はい、それはホントそうですね。
「ヒロトって水道橋博士と同級生だから43歳だろ。
あれで厄年なんだぜ。スゲーよ。やっぱ若いよな!」
そりゃ、若いですよ!
だってヒロトだもん!
ヒロトのあのガリガリな体は、
リンダリンダを唄って僕らの前に
現れた時と何も変わってませんよ!
「そう言えば博士って、今自転車に凝ってて
毎日自転車で走ってるよな。
あれで新聞配達やったら相当稼げるぜ!
今度なんか160キロのレースに出るって言ってたし、
みんな若いな~。
俺も来年40だなんて言ってられないな。
なんかやるかな・・・」
「そうですよ、まだまだ老け込む歳なんかじゃないですよ。
ミマタさんなんかやりましょうよ!」
「そうだな、なんかやるか北郷!」
「はい、付き合いますよ!」
「そうか、だったらまずそこのコントローラーを取ってくれ。
今日は俺が阪神でお前楽天な。
よし、それじゃあプレイボール!
勝ったら、そこの喫茶店のバナナパフェご馳走してやるよ。
いいだろ、燃えるだろ、楽しみだろう、ハッピーだろう。
フフフフフ・・・・、アー・ユー・ハッピー?」
なんかってファミコンかよ!
またとってつけたようにアーユーハッピーってさ。
強引だっての!
とりあえず1試合だけ付き合って帰ろうっと・・・・
(インタビュー&構成:アル北郷 編集長:どっこいサブ)