プロフィール

三又忠久


三又又三

(みまた・またぞう)
1967年5月27日生まれ。岩手県出身。
仙台育英高校時代にはレスリングで県大会2位(60kg級)の実績を持ち、新日本プロレス入りも考えたという。
2005年より武田鉄矢原作、小山ゆう作画の名作漫画『お~い!竜馬』を自身の企画・プロデュース・主演で舞台化、そのまんま東、宮川大輔らを共演者として迎えるなど、ライフワークとして精力的に展開しつつ、単独ライブ『三又又三のかく語りき』を定期的に開催。
2009年2月、北野武監督作品、映画『アキレスと亀』で東スポ映画大賞新人賞受賞。
出演DVD『大輔宮川のすべらない話2』、好評発売中!

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ザ・クロマニヨンズに触発されて・・・

「見てきたよ、クロマニヨンズ!」

おっと!
いきなり興味津々な発言じゃん。
ちなみに僕も、ミマタさんがクロマニヨンズを見た
1週間前に見てきたんだよね。

「僕もこないだ見てきたんですよ・・・・」

「猫ひろしちゃんからチケットを譲ってもらってさ、
下北のシェルターまで水道橋博士の秘書の鈴木君と行ってきたんだよ」

やっぱり人の話はまったく聞かないいつもミマタさんです。

「北郷、下北だぞ!
鈴木君と下北でヒロトとマーシーを見るんだぞ。
なんか思い出さないか?このシチュエーション」

はて・・・・!?

「バカヤロウ、決まってるだろう!
俺が4年前に下北のライブハウスで
ハイロウズを生で見て、
『不死身のエレキマン』を聞いて
電気が走って目が覚めて、
舞台『お~い!竜馬』をやろうって
思ったシチュエーションと一緒じゃんか!」

へっ、そうなの・・・?
ふーん。
確かに言われてみれば、
舞台『お~い!竜馬』のパンフレットにそんこと書いてたあったな。

あっ!
ってか、
あのパンフレットって僕がまとめたんだよ、言われてみれば。

とりあえずミマタさんの
4年前の下北ハイロウズ電撃ショックエピソードを
今年の舞台『お~い!竜馬』のパンフレットから

ちょっと長いけど載せときます。

~舞台『お~い!竜馬』パンフレットより~
「その当時の僕は、重度のワクワクインポにかかっていたのです。
大好きなハイロウズを生で、
近くで見れば、
何か新しい衝動へと僕をつき動かせてくれるんじゃないか?
そんな期待を胸に、強引に自分を無理から盛り上げ、
下北沢のライブハウスへ開演の4時間前に足を運び、
整理券8番をゲットして、ヒロトの汗が飛んでくる一番前で、
ハイロウズが出てくるのを待ちました。
シンプルで、
余分なもの、
無駄なものなどまったく無いライブが始まり、
目の前で跳ぶヒロト、がなるマーシーはもちろん最高でした。
最高だったけど・・・
僕が期待していたあのワクワクは、
心臓をつかまれるようなあのワクワクは襲ってきませんでした。
死ぬほどはしゃいでいる周りの若いファンに囲まれて、
僕は力なく拳をふり、
「好きなバンドのライブでもやっぱりダメか、
僕のワクワクインポはどうにもならいのか・・・」
と少し寂しくなったのです。
それはいきなりの出来事でした。
ライブも中盤にさしかかり、
『不死身のエレキマン』が始まった、その唄のサビを聴いた瞬間、
僕の細胞がいきなり動きだしたのです。

バッコーン!

20年眠っていた僕の細胞が、体の中で音を立ててはしゃぎ回り、
溜まりに溜まっていた脳内のドーパミンがすべて放出され、
もう僕は何がなんだかわからなくなっていました。
この歌詞が僕を、16歳に引き戻したのです。
「自分が自分の世界の主人公になりたかった
 子供の頃から憧れていたものに
 なれなかったんなら 大人のフリすんな
 第一希望しかみえないぜ 不死身のエレキマン」byハイロウズ
気がつけば、誰よりも高く拳を突き上げ、
酸欠寸前で頭を振りまくってる僕がそこにいました。
うわー!
ルースターズを見てぶっ飛んだ時より興奮してないか?
完全に何かがひっくり返りました。
でもなんで急に?
『不死身のエレキマン』はもちろん大好きな唄で、
CDで何度も聞いていた、それなのになんで?
帰宅した僕は、歌詞カードをじっくりと何度も何度も読み返したのです。
やられた!
今までわからなかったその唄の意味が
その日、僕ははっきりとクリアに見えたのです。
ビートたけしに憧れて東京へ出てきた僕。
ビートたけしに近づいたことに満足していた僕。
主役なんかになれてない僕。
それでも何もせずに大人しくしていた僕。

この唄は『不死身のエレキマン』は僕の唄じゃないか!
何かしなきゃ、とりあえず動かなきゃ!

・・・そんなわけで、
ミマタさんが竜馬をやる気になっったんだよね。

どうでもいいけど、
“下北といえば、
俺とハイロウズの思い出の場所だろ、北郷!”
的な
僕がいつでも
ミマタさんの事を考えてると思われてるのがなんだかちょっと怖い・・・

「クロマニヨンズ見る前に思ったんだよ。
見に行くのは楽しみだし、またなにか熱いものを貰えるかもしれないし。
でも、いいんだけど、クロマニヨンズって今3曲しか出回ってないじゃん。
『タリホー』と『弾丸ロック』と『クロマニヨン・ストンプ』だけだろう。
だから最高に楽しむために、
あらかじめこの3曲を聴きこんで行ってきたんだよ!
スゲー冴えてるだろ!
俺って、そういう細かいところにまで、ちゃんと気が回るんだよ!」

そうですか・・・?
きっとライブに行った他のみんなもちゃんと聴きこんで行ってますよ。
それって凄い普通のことですよね、ミマタさん。


「で、クロマニヨンズはカッコよかったですか?」

「おー。一曲目の『クロマニヨン・ストンプ』の
♪~人間人間人間・・・って始まるだろう。
もうそこで
ビヨ~ンと来たよ!」

ビヨ~ンとですか・・・。

「かっこいいのはもちろんなんだけど、今度アルバムが出るだろ。
まだ曲もそれぐらいしかないから、
57分でパパッと終わってさ、
途中ヒロトが曲少ないのでエアーギターやったりさ。
MCで“みんな緊張してるか?まだできたての曲ばっかりで
客前で唄うの初めてな唄が多いから僕のほうが緊張してるよ~”
なんてあってさ、よかったよ。楽しかったよ」

「ただハイロウズのときと比べて、
ヒロトが舌出したり、寄り目の顔したりする
パフォーマンスが少なかった気がするのは
気のせいかな・・・・」

おっと、なんだか冷静に分析してるぞ。
でも
ミマタさん
多分気のせいじゃないですか、きっと。

「ま~でもライブ見てて思ったんだけどさ、
クロマニヨンズって二足歩行で歩き出したサルだよな。
立って歩き出したサルだろう。
だから俺も思ったよ。
ちゃんと地に足つけろ、このバカミマタ!ってさ」


なんだかミマタさんらしくないな・・・
でも
凄~く共感してしまうのは僕だけでしょうか?

「12月に渋谷AXでクロマニヨンズの二日連続でやるんだよ。
行きて~な~、チケット取れないかな・・・。
でも二日間でも2時間弱ってのがなんか凄いな。
貴重だよな」

はい、それはホントそうですね。

「ヒロトって水道橋博士と同級生だから43歳だろ。
あれで厄年なんだぜ。スゲーよ。やっぱ若いよな!」

そりゃ、若いですよ!
だってヒロトだもん!

ヒロトのあのガリガリな体は、
リンダリンダを唄って僕らの前に
現れた時と何も変わってませんよ!

「そう言えば博士って、今自転車に凝ってて
毎日自転車で走ってるよな。
あれで新聞配達やったら相当稼げるぜ!

今度なんか160キロのレースに出るって言ってたし、
みんな若いな~。
俺も来年40だなんて言ってられないな。
なんかやるかな・・・」

「そうですよ、まだまだ老け込む歳なんかじゃないですよ。
ミマタさんなんかやりましょうよ!」

「そうだな、なんかやるか北郷!」

「はい、付き合いますよ!」

「そうか、だったらまずそこのコントローラーを取ってくれ。
今日は俺が阪神でお前楽天な。
よし、それじゃあプレイボール!
勝ったら、そこの喫茶店のバナナパフェご馳走してやるよ。
いいだろ、燃えるだろ、楽しみだろう、ハッピーだろう。
フフフフフ・・・・、アー・ユー・ハッピー?」

なんかってファミコンかよ!
またとってつけたようにアーユーハッピーってさ。
強引だっての!

とりあえず1試合だけ付き合って帰ろうっと・・・・

 

(インタビュー&構成:アル北郷 編集長:どっこいサブ)

ミマタ流、優雅なオフの過ごし方

「北郷、明日は俺オフだからブログのインタビューをたっぷりやるか。
昼過ぎには俺んち来いよ」


今回、前日にミマタさんからのこんなやる気みなぎる電話があり
いつものように中野新橋に向かったのです。

ミマタさんにご挨拶をして、さーやりますか?
っと僕が切り出そうと思ったら、

「北郷 昼飯食ったか、つけ麺食うか?」

で、
まずは近所のラーメン屋さんへ二人でいそいそと移動となり、

「ここのつけ麺は美味いぞ~餃子も食うか?ビールも飲むか?」

ミマタさんと会って5分。
気がついたら昼の1時前だというにビールを頂いていたのです。

「別に酒が飲みたいわけじゃないんだよ。
ただ、俺たちはカタギじゃないんだぞって
ことを世間にわからせたくてこうやってわざと昼間っからビールを飲んでんだよ」



世間?
ミマタさんが言いたいことはなんとなく伝わるのですが、
今ここのラーメン屋さんには、ランチタイムを過ぎて
客足も落ち着き、僕たち以外にお客さんが2人しかいない
わけで、この場合の世間とは、この三人が世間ということになると思
うので、またずいぶんと少ない世間だなと僕は思ったのです。


ビールを小さなコップで二杯ほど頂きますと、
つけ麺がやってきました。


このつけ麺、確かに噂通りのすぐれ物で
本当に美味しく、するすると僕の体に入っていくのです。

ミマタさんと会って10分、今度はおいしいつけ麺を頬張っていました。


しかし本当に美味い!
ミマタさんご馳走様です。

ラーメン屋を出て部屋に戻り、
軽く談笑などしつつ、さ~そろそろブログのインタビュー行きますか?
ってなタイミングで、

「北郷、“ナメられてる”ってわかる瞬間ってあるか?」

ナメられてる?

「それってバカにされてるって意味の“ナメられてる”ですか」

「おう、そうだよ。
後輩なんかに、こいつ俺のことナメてるなって感じる時だよ」

おやおや・・・。
なんだか物騒な話になってきました。

「俺はな、後輩なんかが“こいつ俺のことナメてるな”って確実にわかる時があるんだよ」

「は~」

「それはな、“女とオナラ”だ!」


 

 


女とオナラ?




はて・・・
酒と涙と男と女っての聞いたことありますが、
女とオナラってのはまたずいぶんと聞き慣れないフレーズです。

「いいか。
例えば後輩なんかといる時に、コンパでもなんでもいいけど女の子と知り合う機会があんだろ。
そん時に、俺が気にいっていいなーって思った子がいて
それを後輩に教えるよな。
『俺、あの背の高い子がいいわ』ってな具合に後輩に教えるだろう。
そん時の後輩の返しが、『僕もですよ!』」って返事が返ってきた瞬間、『あっこいつ俺のことなめてるな!』って思うんだよ」


はいはい、なんとなくミマタさんの言いたいことわかりますね。


「もっと決定的なのは、その俺が気に入った子を
口説いて付き合ったりなんかしたら、もうこれは完全に俺のこと
ナメてるって瞬間だよな」

「要するに、その子とミマタさんが付き合ってて横取りされたとかではなくて、別にその子とミマタさんが何にもなくても
ミマタさんが気に入ってることを知ってて平気で
口説いたりするってことですよね」


「そうだよ。
厳密には後輩が口説いても何も問題はないんだけど、
俺が気に入ってることが後輩の頭にインプットされてるのに、
構わず平気で口説いたりするのって、もろにナメられてるって思うんだよ」


うん、それは僕もいたく同感です。
ミマタさん意義なしです!

でも、ひょっとしてこれって完全に最近あった実話なんじゃないの・・・?


で、
女はわかりましたが、
「ミマタさん、じゃーオナラってのは何ですか?」


「簡単だよ、俺の前でオナラするかしないかだ!」

おっと!
短い言葉だけどこれも確かに猛烈に納得。

「だってさ、気ぃ張ってたら絶対オナラなんてしないだろ。
お前、殿の前でオナラするか?」

「しませんよ」

ミマタさんにはそう答えましたが、
本当は一度だけ僕は殿の前でオナラをプーっと炸裂させた記憶があるのです。
お恥ずかしい・・・

「後輩が先輩の前でプップクとオナラをするなんて
それ、完全にナメてるよな」


「それはそうですね」

これまた意義なしです!
女とオナラの事情はよくわかりました。
しかも、どちらも最近あった完全な実話なんですね。

それはそうと、ミマタさん、
ブログのインタビューをそろそろ始めたいのですが・・・・

「北郷、首位攻防戦見たいか?」

そう言うと楽しそうに一人でゲームをやり始めたのです。
ファミスタで中日対阪神をミマタさんがやり始めちゃったのです。

あれ・・・・。
もしかしてミマタさん話す気ねーな。
今日ブログのインタビューをする気ねーなこの人。

ミマタさんの横でゲームでの中日対阪神線を黙って観戦する俺。

声をあげはしゃぐミマタさん。
どうでもいいですがちなみにミマタさんが阪神です。

「うほほほほ・・・。
金本は相変わらずにチャンス強いな~。
それに比べて浜中はここんと全然ダメだわ。
完全にスランプだもんな~。
赤星もイマイチ状態があがってこないし・・・頼むぞほんとに」



ミマタさん!
何をブツブツと選手の調子について語ってるですか。
ゲームですよ!
ミマタさんが一人で操ってるんじゃないですか。
調子も状態もあるかっての。

あなたがやってるんじゃないですか。
バカバカしくて聞いてられませんよ!

「北郷、どうだ?
首位攻防戦だぞ、ワクワクするだろ!」

しませんよ!

横でゲームをみること1時間。
結局9対3で阪神が勝ちました。
・・・って、
報告してる俺も俺だわ!


「いいシュミレーションになったな」だって。

なんだそれ!
アホか!

「阪神の逆転優勝ってあるな!」

どうでもいいわ!

「おっ、スゲー!
ほら見ろよ、『電車男』の再放送がやってるぞ」

今度は夕方の再放送に食いつくミマタさんです。
ほんと、話す気ね~なこりゃー。

「おっガンダムのフィギュアだ、かっこいいな~。
お前ガンダム好きだったよな、フィギィアとか集めないのか」

「フィギィアは集めませんね」

「そうか、不思議だな?」

ミマタさん。
明らかにブログのインタビューを開始したくないからって、
どうでもいい会話で場をつなぐのはやめてください!

俺がフィギィアを集めようが集めまいが、
絶対ミマタさん興味ないはずですもん。

ダラダラとテレビを見ながら、
さらにどうでもいい会話が続き、
アッという間に日がくれて外は暗くなってきました。

僕がミマタ邸に来て6時間、まだ何も始まっていません。

ちなみに今の時間、夜の7時。
で、
今度は東京MXテレビで再放送中の『ど根性ガエル』にチャンネルを合わせだしました。

「北郷、『ど根性ガエル』ってお前見てたか?」

「はい、大好きでしたよ」

「梅さんって面白いよな」

「そうですね」





どうですこの会話?
見事なまでのどうでもよさじゃないですか。
とりあえずなんだかんだで気持ちの悪い時間が流れ、

「北郷腹減ったな。なんか食うか?
あっ、近所に行ったことないカレー屋があるからそこ行くか」

歩いて5分のカレー屋さんで、
昼のつけ麺に続き、晩御飯にカレーをご馳走になりました。

これまたとっても美味しいカレーだったのです。
ミマタさん、またまたご馳走さまでした。

カレー屋から戻り、
またおもむろにファミスタをやりだすミマタさん。

まさか、今度も9回まで観戦させられるのでしょうか?

「今日の下柳はカーブが多いな」

だから自分で操作してるんじゃないですかって!
カーブ投げさせてるのあんたでしょうが!

で、
昼夜とがっちりご馳走になった俺は
生理的にウンコがしたくなったのです。

ここで問題なのは、
ミマタさん、自分の家でウンコされるのがかなり嫌いな方なんです。

以前、俺が、
どうしても我慢ができなくてトイレを借りたいと願い出たら、

「気持ち悪いな、外でしてこいよ」

「外ってどこでするんですか」

「近所のパチンコ屋でしてこいって」

なんて忠告されてた過去があるのです。

で、
今日も“大”がしたいことを告げると、
「ちゃんと手洗えよ、音させないように流しながらしろよ」
などと、子供のようにアドバイスされて
トイレに行く僕なのです。

ちなみ僕、この夏で35になりました、はい。

しかしこれまたどうでもいいお話ですいませんです。

「ファミスタも飽きたな~」

そりゃ飽きますよ。
一人でたっぷり2試合もやってるんですから。
何より、横で観てる僕が一番飽きてますって!

「おっ、面白そうなテレビがやってるぞ」

午後10時。
今度は日テレのアンテナ22『ウクライナから来た天使』なる
ドキュメントにチャンネルを合わせだしたのです。

ちなみにロシア方面から日本に出稼ぎにくる
金髪で綺麗なおねーさん達の苦労を赤裸々に映し出した
なかなか考えさせる番組だったのですが、

「北郷、お前ウクライナのねーちゃんと結婚しろよ」

「いきなりなんですか」

「外人は嫌いか」

「そういう問題じゃないですよ」

「じゃー例えば、付き合ってる彼女がいて、
それと結婚するって決まってさ、
結婚式もするってみんなに報告したら、
実は彼女がアダルトビデオに出てたのがわかったらお前どうする?」

すいませんミマタさん、
そんな手垢のついたベタベタな究極の選択ごっこして楽しいですか?

ちなみに今、“究極の選択”って言葉が出てくるブログは
多分ここだけかと思いますよ。

ちなみのちなみに、
アダルトビデオはビデオでも
彼女の出てたビデオの内容によるな。

なんて俺も思ったりするわけで・・・。

だってさ、スカトロ物なんかに出てたら、
それはそれでショックどころの騒ぎじゃないでしょ。
どうでもいいですね・・・

で、
ミマタさんには当たり障りのない答えで、
「そうですね、ちょっとためらっちゃうかもしれませんね」
なんて答えたら、

「北郷、お前は外人も嫌いでアダルトビデオの女優もダメか。
お前は根っからの差別主義者だな~」

なんてのん気に言い出すミマタさんなのです。

そうなの?
俺って差別主義者なの・・・!?

って、そんなことよりもう11時じゃんか。

おいおいおい、今日ミマタさんと俺12時間近く一緒にいるぞ。
そんでもってまだブログのインタビューなんもやってねーぞ。

どーすんのよ・・・・
で、
唐突にミマタさんより、
「どうだ北郷、ブログのほうまとまりそうか」だって。

まとまるか!

「でもあれだな、お前今日一日最高だったろ。
美味しいつけ麺食べて、美味しいカレー食べて、
中日対阪神の首位攻防戦を間近で見れて。
最高のオフだったろ。
ムフフフフ・・・。北郷 アー・ユー・ハッピー?」

とってつけたように“アー・ユー・ハッピー”って・・・
あーあーあー

俺は一日何してんのよ・・・・


あの夏、いちばんうるさいミマタ

俺はもう困り果ててしまいました。

だって、ミマタさんときたら、
いきなり子供の頃の夢だったタイガー・ジェット・シン戦を実現させるだなんてワケのわからないことを言い出したと思ったら、


「アル君も誰か呼んで闘わないと“男”じゃないでしょ!」


なんて断言するんだもん。

なんでよ!
何でそんなことで“男”かどうか決められなきゃならないのよ!

俺、別に子供の頃に戦いたかった人なんていねーもん。
とりあえずそう心の中で一旦突っ込んでから、

「はい、じゃー僕は子供の頃にリッキー・スティンボートが
好きだったので、いつか日本に呼んで闘いたいと思います」


心にもないことを答えたところ、




「あっごめん、メールが入ったわ」

そう言うと携帯のメール見ながらニヤニヤしだすミマタさんなのです。

自分が言いたいことだけ言ったら、
人の言うことなんてまるで聞いてない。
それがミマタさんなんです。

でも、いったい誰からのメールなんだろ・・・。

なかなかインタビューを再開しません。
頼むよ、あと30分で終電なくなっちゃうから、
早いとこ切り上げたいんだけどな・・・・

・・・・・・。
待つこと20分。




「アル君、僕の恋のレディーからのメールなんだけど、
返事どう返したらいい? ムフフフフ」

 

そう言って携帯を僕にチラッと見せると、
また一人ニヤニヤしだしました。

そんなこと、知るかっての・・・。

ミマタさん、もう今日はこの辺で切り上げて
僕は帰ってよろしいでしょうか?

そんな思いで腰を上げようとしたら、


「アル君、クロマニヨンズの曲って聴きました?」


 

 

 

 

おっと、いきなり何言うのかと思ったら、
今一番ホットなバンドの名前だしてきたぞ。
ザ・クロマニヨンズの話なら、
僕だってまだ帰らずに付き合いますよ、ミマタさん!

ちなみに、ザ・クロマニヨンズとはハイロウズを解散した
ヒロトとマーシーがこの夏に始動した
最高にいかしたバンドなのです。
これがほんと最高なんです!

「クロマニヨンズの新曲で『弾丸ロック』ってあるだろ」

「はい、最高じゃないですか!」

「あの曲のオープニングでサイレンが鳴ってるわけ」

「はい!空襲警報みたいなサイレンが鳴ってから、
曲のイントロが始まりますよね」

「そうです。
で、僕、今度日テレの番組でレスリングするわけ。
芸人同士がレスリングで闘う番組に出るわけ」

「それとクロマニヨンズの『弾丸ロック』となんの関係が
あるんですか?」

ムフッ。そこでですよ!」

「なにがそこでなんですか?」
 
「試合の前の入場シーンで鳴らしますよ!
『弾丸ロック』を入場曲に使います!
サイレンが鳴り響いて曲がかかる中、ミマタが入場します。
ゴールデン番組で初めてクロマニヨンズが流れることになります!ヒロトも喜んでくれますよ」



・・・・・・。


なんだ、そんなことか・・・。

きっと、ヒロトさんはそんなことどうでもいいと思うだろうし、
イマイチ盛り上がりのない話だったな・・・
ほんと、早く切り上げて帰ろうっと。

「ミマタさん、時間も時間なんでそろそろいいですか?」

「おう、そうか、もうかこんな時間か。
お疲れさん!」


あれれれれれ・・・!?

なんか、あっさりと帰れそうじゃん。
いつものミマタさんらしくないな。

いつもなら必ず、
「いいよ~、もう少しいろよぉ~!
ファミスタ、もう2試合やってから帰れよ」

なんて引き止めるのに
今日はやけにあっさりだな。

と、思ったら、

「アル君、この原稿出来たら湘南に送ってください」

だって。
何言ってんだろ、この人・・・。


「へっ? 湘南ですか?」

はい。湘南です。
僕、明日から湘南の別荘で残り少ない夏を優雅に満喫してますから」

「別荘?」


「はい。明日から僕、ユリオカ超特Qと湘南の別荘で
一泊二日のバカンスですから」

「ユリオカさんとですか?」

「ユリオカって大竹まことさんの弟子じゃない」

うん。
意外と知られてませんが、そうなんですよね。

「大竹まことさんが湘南に別荘持ってるんですよ。
それでいつでも使っていいぞってユリオカが言われてて、
だから明日から僕が使わせてもらうんです」

何が、“だから”なのよ!
なんで弟子でもないミマタさんが使うのよ!
ちょっぴり心配なので聞いてみることにしました。

「でも、それってダイジョブなんですか?」

「ええ。ユリオカも最初渋ってたわけ。だから僕、言いました。
だからお前はダメなんだ、師匠の別荘を黙って使うぐらいの
度胸がないとこの世界じゃやってけないぞ!って。」




そんな度胸、なくても十分やってけると思います。



「いいえ、アル君、違います。
大竹さんに黙って別荘の鍵を取ってくるぐらいの
男じゃないと、売れませんって!
芸能界ってのはそういう世界なんです」

めちゃくちゃな論理だな・・・。
ミマタさん、そんな図々しい弟子なら、逆に売れない気がします!

そんな俺の意見などどこ吹く風。
ミマタさんの心はすでに湘南へと行っているようです。

「いやあ、明日から湘南の別荘か~。
天気悪かったらイヤだな~」

天気も何もありませんよ!
人の別荘じゃないですか!
それも芸能界の大先輩の別荘じゃないですか!

「ムフフ。別荘で優雅に読書でもするかな」

絶対しないと思います。

「あっ、いい機会だから、
読みかけだった吉川英治の『宮本武蔵』を4巻ばかし持って行って、
一気に読んじゃおうかな」

誓ってもいいです。
ミマタさん絶対読みません!
っていうか、東京にいたって一冊完読するのに一週間かかる人が、
なんで1泊二日で4巻も一気に読めるのよ。

持っていくだけ無駄ですって。
荷物になるだけですって。

「あっ、そうだ。アル君、知ってるかな?
ウフフ。アル君はきっとまだ読んでないんじゃないかな?」

そう言って嬉しそうに出してきた本が、
リリー・フランキーの『東京タワー』でした・・・

知ってるも何も大ベストセラーだし、
もちろん、かなり前に読んでますし、
今じゃドラマが放送されるって言われてる本ですよ。

多分、ミマタさん以外みんな知ってますって。

「これも持って行って読じゃおうかな。ムフフフフ」

いったい、どうやって
一泊二日で宮本武蔵4冊と東京タワーを読むのよ!
いつからそんな速読家になったのよ!

「海入って、体焼いて本読んで、いい夏だね」






ちなみに明日の天気予報は雨になってます。





「アル君も別荘とか行ってリフレッシュしないとダメよ。
たまには、ハッピーな時間つくらないとパンクするよ、ホント。
アー・ユー・ハッピー?ムフフフフ・・・」


なにがアー・ユー・ハッピーよ!
何度も書くけど、
人の別荘を借りるだけじゃないですか!
それも、ユリオカさんに無理強いさせて。

バカバカしくなってきたから早く帰ろっと。

「それじゃミマタさん、楽しんで来てください」

「OK、それじゃ原稿は湘南に送ってください」

「はい」

でも、湘南に送るって、
ミマタさんパソコン持ってないじゃん。
プリントアウトしてファックスで送るにしても、
番号も知らないし・・・。

ミマタさん、俺がどうやって、どの手段で原稿を送ると思ってるんだろう・・・。


(インタビュー&構成:アル北郷 編集長:どっこいサブ)