ミマタ流、優雅なオフの過ごし方
「北郷、明日は俺オフだからブログのインタビューをたっぷりやるか。
昼過ぎには俺んち来いよ」
今回、前日にミマタさんからのこんなやる気みなぎる電話があり
いつものように中野新橋に向かったのです。
ミマタさんにご挨拶をして、さーやりますか?
っと僕が切り出そうと思ったら、
「北郷 昼飯食ったか、つけ麺食うか?」
で、
まずは近所のラーメン屋さんへ二人でいそいそと移動となり、
「ここのつけ麺は美味いぞ~餃子も食うか?ビールも飲むか?」
ミマタさんと会って5分。
気がついたら昼の1時前だというにビールを頂いていたのです。
「別に酒が飲みたいわけじゃないんだよ。
ただ、俺たちはカタギじゃないんだぞって
ことを世間にわからせたくてこうやってわざと昼間っからビールを飲んでんだよ」
世間?
ミマタさんが言いたいことはなんとなく伝わるのですが、
今ここのラーメン屋さんには、ランチタイムを過ぎて
客足も落ち着き、僕たち以外にお客さんが2人しかいない
わけで、この場合の世間とは、この三人が世間ということになると思
うので、またずいぶんと少ない世間だなと僕は思ったのです。
ビールを小さなコップで二杯ほど頂きますと、
つけ麺がやってきました。
で
このつけ麺、確かに噂通りのすぐれ物で
本当に美味しく、するすると僕の体に入っていくのです。
ミマタさんと会って10分、今度はおいしいつけ麺を頬張っていました。
しかし本当に美味い!
ミマタさんご馳走様です。
ラーメン屋を出て部屋に戻り、
軽く談笑などしつつ、さ~そろそろブログのインタビュー行きますか?
ってなタイミングで、
「北郷、“ナメられてる”ってわかる瞬間ってあるか?」
ナメられてる?
「それってバカにされてるって意味の“ナメられてる”ですか」
「おう、そうだよ。
後輩なんかに、こいつ俺のことナメてるなって感じる時だよ」
おやおや・・・。
なんだか物騒な話になってきました。
「俺はな、後輩なんかが“こいつ俺のことナメてるな”って確実にわかる時があるんだよ」
「は~」
「それはな、“女とオナラ”だ!」
女とオナラ?
はて・・・
酒と涙と男と女っての聞いたことありますが、
女とオナラってのはまたずいぶんと聞き慣れないフレーズです。
「いいか。
例えば後輩なんかといる時に、コンパでもなんでもいいけど女の子と知り合う機会があんだろ。
そん時に、俺が気にいっていいなーって思った子がいて
それを後輩に教えるよな。
『俺、あの背の高い子がいいわ』ってな具合に後輩に教えるだろう。
そん時の後輩の返しが、『僕もですよ!』」って返事が返ってきた瞬間、『あっこいつ俺のことなめてるな!』って思うんだよ」
はいはい、なんとなくミマタさんの言いたいことわかりますね。
「もっと決定的なのは、その俺が気に入った子を
口説いて付き合ったりなんかしたら、もうこれは完全に俺のこと
ナメてるって瞬間だよな」
「要するに、その子とミマタさんが付き合ってて横取りされたとかではなくて、別にその子とミマタさんが何にもなくても
ミマタさんが気に入ってることを知ってて平気で
口説いたりするってことですよね」
「そうだよ。
厳密には後輩が口説いても何も問題はないんだけど、
俺が気に入ってることが後輩の頭にインプットされてるのに、
構わず平気で口説いたりするのって、もろにナメられてるって思うんだよ」
うん、それは僕もいたく同感です。
ミマタさん意義なしです!
でも、ひょっとしてこれって完全に最近あった実話なんじゃないの・・・?
で、
女はわかりましたが、
「ミマタさん、じゃーオナラってのは何ですか?」
「簡単だよ、俺の前でオナラするかしないかだ!」
おっと!
短い言葉だけどこれも確かに猛烈に納得。
「だってさ、気ぃ張ってたら絶対オナラなんてしないだろ。
お前、殿の前でオナラするか?」
「しませんよ」
ミマタさんにはそう答えましたが、
本当は一度だけ僕は殿の前でオナラをプーっと炸裂させた記憶があるのです。
お恥ずかしい・・・
「後輩が先輩の前でプップクとオナラをするなんて
それ、完全にナメてるよな」
「それはそうですね」
これまた意義なしです!
女とオナラの事情はよくわかりました。
しかも、どちらも最近あった完全な実話なんですね。
それはそうと、ミマタさん、
ブログのインタビューをそろそろ始めたいのですが・・・・
「北郷、首位攻防戦見たいか?」
そう言うと楽しそうに一人でゲームをやり始めたのです。
ファミスタで中日対阪神をミマタさんがやり始めちゃったのです。
あれ・・・・。
もしかしてミマタさん話す気ねーな。
今日ブログのインタビューをする気ねーなこの人。
ミマタさんの横でゲームでの中日対阪神線を黙って観戦する俺。
声をあげはしゃぐミマタさん。
どうでもいいですがちなみにミマタさんが阪神です。
「うほほほほ・・・。
金本は相変わらずにチャンス強いな~。
それに比べて浜中はここんと全然ダメだわ。
完全にスランプだもんな~。
赤星もイマイチ状態があがってこないし・・・頼むぞほんとに」
ミマタさん!
何をブツブツと選手の調子について語ってるですか。
ゲームですよ!
ミマタさんが一人で操ってるんじゃないですか。
調子も状態もあるかっての。
あなたがやってるんじゃないですか。
バカバカしくて聞いてられませんよ!
「北郷、どうだ?
首位攻防戦だぞ、ワクワクするだろ!」
しませんよ!
横でゲームをみること1時間。
結局9対3で阪神が勝ちました。
・・・って、
報告してる俺も俺だわ!
「いいシュミレーションになったな」だって。
なんだそれ!
アホか!
「阪神の逆転優勝ってあるな!」
どうでもいいわ!
「おっ、スゲー!
ほら見ろよ、『電車男』の再放送がやってるぞ」
今度は夕方の再放送に食いつくミマタさんです。
ほんと、話す気ね~なこりゃー。
「おっガンダムのフィギュアだ、かっこいいな~。
お前ガンダム好きだったよな、フィギィアとか集めないのか」
「フィギィアは集めませんね」
「そうか、不思議だな?」
ミマタさん。
明らかにブログのインタビューを開始したくないからって、
どうでもいい会話で場をつなぐのはやめてください!
俺がフィギィアを集めようが集めまいが、
絶対ミマタさん興味ないはずですもん。
ダラダラとテレビを見ながら、
さらにどうでもいい会話が続き、
アッという間に日がくれて外は暗くなってきました。
僕がミマタ邸に来て6時間、まだ何も始まっていません。
ちなみに今の時間、夜の7時。
で、
今度は東京MXテレビで再放送中の『ど根性ガエル』にチャンネルを合わせだしました。
「北郷、『ど根性ガエル』ってお前見てたか?」
「はい、大好きでしたよ」
「梅さんって面白いよな」
「そうですね」
どうですこの会話?
見事なまでのどうでもよさじゃないですか。
とりあえずなんだかんだで気持ちの悪い時間が流れ、
「北郷腹減ったな。なんか食うか?
あっ、近所に行ったことないカレー屋があるからそこ行くか」
歩いて5分のカレー屋さんで、
昼のつけ麺に続き、晩御飯にカレーをご馳走になりました。
これまたとっても美味しいカレーだったのです。
ミマタさん、またまたご馳走さまでした。
カレー屋から戻り、
またおもむろにファミスタをやりだすミマタさん。
まさか、今度も9回まで観戦させられるのでしょうか?
「今日の下柳はカーブが多いな」
だから自分で操作してるんじゃないですかって!
カーブ投げさせてるのあんたでしょうが!
で、
昼夜とがっちりご馳走になった俺は
生理的にウンコがしたくなったのです。
ここで問題なのは、
ミマタさん、自分の家でウンコされるのがかなり嫌いな方なんです。
以前、俺が、
どうしても我慢ができなくてトイレを借りたいと願い出たら、
「気持ち悪いな、外でしてこいよ」
「外ってどこでするんですか」
「近所のパチンコ屋でしてこいって」
なんて忠告されてた過去があるのです。
で、
今日も“大”がしたいことを告げると、
「ちゃんと手洗えよ、音させないように流しながらしろよ」
などと、子供のようにアドバイスされて
トイレに行く僕なのです。
ちなみ僕、この夏で35になりました、はい。
しかしこれまたどうでもいいお話ですいませんです。
「ファミスタも飽きたな~」
そりゃ飽きますよ。
一人でたっぷり2試合もやってるんですから。
何より、横で観てる僕が一番飽きてますって!
「おっ、面白そうなテレビがやってるぞ」
午後10時。
今度は日テレのアンテナ22『ウクライナから来た天使』なる
ドキュメントにチャンネルを合わせだしたのです。
ちなみにロシア方面から日本に出稼ぎにくる
金髪で綺麗なおねーさん達の苦労を赤裸々に映し出した
なかなか考えさせる番組だったのですが、
「北郷、お前ウクライナのねーちゃんと結婚しろよ」
「いきなりなんですか」
「外人は嫌いか」
「そういう問題じゃないですよ」
「じゃー例えば、付き合ってる彼女がいて、
それと結婚するって決まってさ、
結婚式もするってみんなに報告したら、
実は彼女がアダルトビデオに出てたのがわかったらお前どうする?」
すいませんミマタさん、
そんな手垢のついたベタベタな究極の選択ごっこして楽しいですか?
ちなみに今、“究極の選択”って言葉が出てくるブログは
多分ここだけかと思いますよ。
ちなみのちなみに、
アダルトビデオはビデオでも
彼女の出てたビデオの内容によるな。
なんて俺も思ったりするわけで・・・。
だってさ、スカトロ物なんかに出てたら、
それはそれでショックどころの騒ぎじゃないでしょ。
どうでもいいですね・・・
で、
ミマタさんには当たり障りのない答えで、
「そうですね、ちょっとためらっちゃうかもしれませんね」
なんて答えたら、
「北郷、お前は外人も嫌いでアダルトビデオの女優もダメか。
お前は根っからの差別主義者だな~」
なんてのん気に言い出すミマタさんなのです。
そうなの?
俺って差別主義者なの・・・!?
って、そんなことよりもう11時じゃんか。
おいおいおい、今日ミマタさんと俺12時間近く一緒にいるぞ。
そんでもってまだブログのインタビューなんもやってねーぞ。
どーすんのよ・・・・
で、
唐突にミマタさんより、
「どうだ北郷、ブログのほうまとまりそうか」だって。
まとまるか!
「でもあれだな、お前今日一日最高だったろ。
美味しいつけ麺食べて、美味しいカレー食べて、
中日対阪神の首位攻防戦を間近で見れて。
最高のオフだったろ。
ムフフフフ・・・。北郷 アー・ユー・ハッピー?」
とってつけたように“アー・ユー・ハッピー”って・・・
あーあーあー
俺は一日何してんのよ・・・・