2007年01月23日
怒りを抑える講習
暴行罪で起訴されてたスーパーモデルのナオミ・キャンベルが有罪判決を受けたというニュースをやっていた。
何でも、自宅でジーンズがなくなったことに腹を立てたキャンベルが家事手伝いの女性に携帯を投げつけたという。
ジーンズが紛失し、怒る‥‥。
うん? どこかで聞いたことのある話だ。しかもかなり身近に。そして頻繁に。
女王様は仕事柄、衣装持ちだ。のくせに整理整頓は大の苦手ときている。
私も女王様の複雑怪奇な洋服は何が高価なものか、冬物なのか夏物なのか、どうやってたたんだらいいのかチンプンカンプン。だから衣装整理などはもちろん出来ない。
時々スタイリストの三好姉さんがそんな事態を見かねてわざわざ大阪から出張ってくる。しばらくは素晴らしいクローゼット、だが一カ月ほど経てば元の木阿弥。
だからテレビのお仕事などで外出する時の女王様はいつもパニック状態だ。
「あの黒いセーターは? ない! 一緒に探して。タートルじゃなくて普通の。いやそれじゃない。もっと薄いの! なんでわからないんじゃ~!!!」
大体、私はお前の洋服の番なんてしていない。黒いセーターなんて10着はあるんじゃないの? それをいちいち憶えているわけがない。憶えているのはこの世で三好姉さんだけなんだから。
「もういや! 洋服が決まらない。時間がない。もう仕事行きたくない! 行かない!!!」
最後の決め台詞はいつも同じだ。
私はそれを黙って聞いている。仕事にいかなくて評判を落とすのは室井自身だし、なにより室井は絶対に行くに決まってるから。
こうして嵐のような“お支度”は終わり、やっと玄関口に立つ女王様。おもむろにポーズをつける。
「今日もかわいいい?」
「かわいい、かわいい」
「うふふ。じゃ、いってきます」
「いってらっしゃーーい!」
「なによカンバ、やけに嬉しそう。なんかムカムカする。あたしから解放され、自由だってか?」
なにをいわれようが私は本当に嬉しい。やっと出て行ってくれる。散らかった洋服の山も女王様のベッドルームに投げ込めば一丁あがりだ。
ナオミと違って女王様は私に何かを投げつけたりはしない。
でも、ね。そこはかとなくおんなじ雰囲気、匂いが漂うでしょ。
結局 ナオミは治療費363ドル(約4万4000円)の支払いと5日間の社会奉仕活動を命じられたそうだ。
そして怒りを抑える講習を2日間受講しろとの命令も出されたという。
「怒りを抑える講習」--。
そんな良いものが日本にもあったらいいなぁ。グフ。