2007年02月01日
ポキッ
拉致被害者家族である増元照明さんが結婚するそうだ。
蓮池一家が無事帰国したため、それまで一番目立っていた蓮池兄さんにとって代わり、家族連絡会の事務局長をつとめている人物。拉致被害者の増元るみ子さんのお兄さんでもある。
私はかつて、拉致被害者家族連絡会の金銭トラブルや蓮池兄さんの“仕事”について取材したことがあった。蓮池兄さんの競馬通いの場面を写真などを撮った身ではあるが、驚いた。
「うへっ、増元さんが結婚するらしいよ。驚き、朝日新聞に載ってる!」
出張から帰ってきた女王様に早速報告する。
「新聞に載るようなネタなのかね。それが一番驚いた」
すると女王様は、
「そんなことで驚いてはいかん。なぜアタシがジェンキンスさんの骨折したことを知っているんだ。親戚のおじさんでもあるまいし」
確かに1週間ほど前、ジェンキンスさんが自宅でつまずいて、テレビ台の角で胸を強く打って骨折したとのニュースが流れていた。
「まあ、それだけ拉致問題に関心があるってことでしょ。増元さんの顔はちょっと怖いし、ずっと独身だったけど、相手は女優さんらしいし、よかったんじゃない。めでたい目出度い」
女王様と私の拉致問題に関する討論(?)はここで終わった。
その後、なぜかフライドチキンを肴にビールを飲み始めた私たち。
「昨日さ、風邪で具合が悪かったから態度悪かったよね? ゴメン」
「いいよ、いつものことだから」
「でもインフルエンザだから仕方ないん。もっと心配して慈愛に満ちたいたわりの気持ちで接するように」
「はい、はい。わかりました。でもインフルエンザって、そんなにすぐに治るのか? 予防接種も受けてたよね、ひとりで。それでデートまでするなんて信じられない」
「なにを疑ってるんじゃ!! 詐病とでもいいたいのか?」
「いや、それ以上、私に近づかないで。うつると嫌だから」
真面目に前日の反省会を行う私たち。
「でも、ジェンキンスさんてさ」
女王様はつぶやいた。
「もうお年寄りだし、痩せているし、北朝鮮ではきっと栄養状態悪かったろうし。転んだだけでポキッと折れちゃうんだね。かわいそうだね。ポキッ」
なんだジェンキンスさんを心配してたのか。フライドチキンの骨を見て思い出したのか。でもポキッてどうよ。