2007年03月24日
シャコタンな代車
私の車が車検の時期を迎えた。
女王様のお部屋をデザインしたインテリアデザイナーのD姐さんに紹介されたディーラーから買った愛車。このDさんの本業はインテリアデザイナーのはずなのに、なぜか車のディーラーやら不動産業者やら(これは当然か)果ては女優やら、変な人脈を持っている。
まあ、それはさておき、車検だ。私は車検のために東京郊外にあるこのディーラーのお店に愛車を持っていった。しかし、そのお店に並べられている車は皆、車高の超低い改造車ばかり。フロント部分が地面にくっついているものまである。
念のため言っておくが、私の車はごく普通のおしゃれで可愛らしい車だ。
「‥‥何だこの車は‥‥どうやって動かすの? すぐにバンパーが地面につくだろ」
「運転する時はエアーで浮かすんだって。凄いでしょう」
一緒に来てくれていたD姐さんは笑っている。
このディーラーは“そういうの”専門だったというわけだ。
でも、担当のお兄さんはすっごく丁寧に対応してくれた。好青年!
そして彼の愛車も凄かった。ホイールにはなんとダイヤのような小物までくっついていた。
なんだか生まれ故郷の群馬を思い出す。ザ・北関東。
私はだんだん嫌な予感がしてきた。この日車検に出す愛車に代わって、代車を用意してもらっていたのだ。
「あっ、代車はこれです」
担当のお兄さんが指差す先には、案の定、改造したシャコタン車が鎮座していた。
「‥‥」
これに乗らなければ家に帰れない。店の前は広い国道、近くに電車なんて走ってなさそうだし。
恐る恐る運転し始めた私。
信号で一時停止したら、暴走族風のバイクのアンちゃんが、マイ代車の横に止まって、こちらを見ている。
「なんか、ガンをつけられたような気がする」
同乗していたD姐さんに報告する。
「ギャハハッハ。ガンつけられたんじゃなく、恐れられてるんだと思うよ。だって外から見たら、金のないチンピラの情婦みたいだもん。他の車も避けて走ってるみたいだし」
これから数週間はこのシャコタン車を愛そう。
今度、女王様を助手席に乗せて、メッカ・千葉あたりまで行ってみようかなぁ。