2007年04月23日
新しい男
前回から一転、むなしい。なぜかとってもむなしい。
女王様からは「感情が複雑ではない、心にヒダがない女」と言われている私だが、時折こんな気持ちにもなる。
さっきからため息ばかり。
「なんでむなしいのか説明しろ」と女王様にうるさがられているが、どうしようもない。自分でも理由がわからない。
「休日明けの月曜日だからだよ。仕事したくないんでしょ。本当にわかりやすいね。このグーたらめ」
勝手に決めつけられたが、そんなことはないと思うんだけど。
「わかった。お前は好きか嫌いかもわからなくなった男とダラダラ惰性で過ごしているからだ。トキメキがないからね。あっ、そうか、私が新しい男とデートする約束をしたからだ! どうだ、うらやましいだろう。つまり嫉妬だな」
「‥‥」
新しい男とデートするなんて今初めて聞いたし、そんなことで私がむなしくなるはずもない。むしろ最近引きこもり気味だった女王様がやっと外に出て行ってくれるかと思うと、嬉しいくらいだ。
そう言ってやったが、女王様はすっか自分のデートのことで勝手に盛り上がっている。
まじで泣きたくなってきた。ノーテンキな今の室井に私の苦悩なんてわかりやしない。
「今日はデートの前祝いで餃子パーティするからね。美味しいよ、ギョウザ」
絶好調な様子の女王様の自慢話を聞いていたら気持ちも悪くなってきた。こんなむなしい気持ちで餃子なんか食べたくない。
あっ、そうだった昨日飲みすぎて二日酔いだったんだ。しかも寝不足。夕方なのに酒がぬけない。だるい。気持ち悪い。むなしい。