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グルグル

むかつく。
 あることがきっかけで、
「カンバの日本語は理解できない」
「いや、室井の理解力が問題だ」
 と、例のごとく怒鳴りあいになった。内容はパソコンのこと。ユウタの学校の関係でパソコンで住所録をデータ化し、それをシールにプリントアウトするという作業を女王様がやることになったのだ。
 しかし、女王様は大のパソコン音痴。
「パソコンがあるんだからできるでしょ。それに私にはこのくらいしかPTAでお役にたてそうにないから、有難くその仕事を拝受した」
「でも、室井のパソコンには住所録作成ソフトなんて入ってないよ」
「――意味わかんない。いつも文章書いてるんだから大丈夫。ワープロ機能はあるんだ」
「いや、大丈夫じゃない。住所録としてデータ化して、シールを作るんでしょ? エクセルとか住所録のソフトが必要だと思うよ。しかも室井はMacでしょ? 他の人はたぶんウインドウズだよ。互換性なくてもいいの?」
 そういったとたん、もの凄い怒鳴り声が聞こえてきた。かなり本気で怒っている、恐ろしい形相でだ。眉間に皺もバシバシ寄っている。完全にキレている。
「あああーーーーー!!! お前はバカか。ちゃんと日本語を話せ。何を喋ってるか、何言ってるんだかわからない。アホ!」 
「ああー??? 何がわかんないんだか、わかんない。ちゃんと人の話を聞け!」
「うるさい!! あたしは作家だよ。いつも文章書いてるんだから住所を文章にするくらいできる」
「いや、それとこれとは違うんだって。専用のソフトが―ー」
「なんで怒鳴ってるの?? 訳わかんない。ちゃんとした日本語を話せっていってるんだよ!」
「はあぁぁあああああ!!!??」

 疲れた。
 たぶん「データ化」「エクセル」「互換性」ってな単語が問題だったと思う。
 理解できなかったんだろう。私だってかなりパソコンに弱い。しかし、このくらいのことはわかる。
 確かにパソコンショップに行って、店員さんの言葉が意味不明だと思うことは多い。店員さんも大変だと思う。プロのような客から初心者の老齢の客までを平等に相手しなくてはならないんだから。
 パソコン文化って難しい。
 もう女王様とパソコンに関する話をするのはやめよう。何かあったら1人で対処しよう。そう決意した。
 
 しばらくして少しは自分が悪かったと理解したと思われる女王様が私に話しかけてきた。
「ねえカンバ。グルグルってどうやって見るんだっけ?」
「‥‥‥グルグル‥‥グルグルじゃなくて、グーグルだろ」
「あっ、そうでした、そうでした」

 話はがらりと変わって、ある本を読んだ。
「心を開かせる技術」(本橋信宏著 幻冬舎新書)だ。この著書である本橋氏は、私が『噂の真相』の新人時代から大変お世話になっている人物でもある。
「心を開かせる技術」は本橋氏がこれまで、数多くの”変わった人物”、”取材を受けたがらない人物”に対してインタビューをした自身の経験から、如何にインタビューを成功させたのか、心を開かせたかの秘訣を具体的事例に基づいて記した書だ。
 私自身も読んだことのあるインタビュー記事の舞台裏も書かれていて、一気読みしてしまった(さすがに文章も旨い!)。
 しかしこの本を読んで驚いた。本橋氏がここまで「口下手」で「人見知り」だったとは。私が知っている(と思っていた)本橋氏は、女性に積極的に見えたし、会話も軽妙で人を飽きさせることがない人物だ。本橋氏自身「ボクは本当は人見知りなんだよ」などと言っていたのを聞いたことはあったが、それは「人に警戒感を抱かせないためのテクニック」だと思い込んでいた。結婚が遅かったのも「いろんな女の人と遊んでいる」と思っていた。
 そんな本橋氏の自叙伝的要素も含んだ「22歳まで異性とまともに口がきけなかった」著者による「心の開かせるコツ」。
 お薦めの一冊です。
 

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パソコン音痴な女王様 【 390Xの独りごと から】2007年05月22日 22:52
女王様のパソコン音痴ぶりを秘書が暴露している。 思わず笑ってしまったが・・・ グ

個人情報 【 takap から】2007年05月23日 13:03
カンバ秘書 学校の関係でパソコンで住所録をデータ化し、それをシールにプリントアウ

子どものほうが知っている(汗) 【 くぬぎのしっぽ 〜毒吐いてみたり、浮かれてみたり〜 から】2007年05月29日 13:46
室井家の御曹司が、「おっ○ぃパブ」に行きたいといって、母を困らせたんだそーな。金と息子とおっぱいパブとやるなぁ。流石に面白すぎて久しぶりにトラックバックし...

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