2007年07月20日
くっそたれなスタッフたち
あと数日で室井事務所は夏休み。
今年は南の島・フィージーに社員旅行。
しかし、いつもと違うことがある。これまでのモルディブや温泉旅行は室井親子とその友達、そして私という面々が多かったが、今回は他に2人いる非常勤の事務所スタッフも同行することになった。これまであんまり話題にしなかったが(話題にされることを嫌ってるみたいだったから)、いるんだな、まだスタッフが。だからユウタも含めて計5人での「本当の社員旅行」だ。
「あたしが全部金出したんだからね。オーナー様だし事務所の社長だから一番偉い。今度の旅行は、ベビーシッター役を2人も連れて行くんだから、感謝しろ。夜は奴らにユウタを預けてあたしとカンバの2人で飲みに行こう。ウッシシ」
「ウヒョー! いいねぇ。あの2人は事前に何もしてないしね。私が旅行の手配をやったし、専務様だからさ。昼間もゆっくりプールで読書してビール飲める」
こんなくだらない相談をして盛り上がっていた。
でもさ、よく考えたらすっごく不安なことがある。今回一緒に行く2人の1人であるさなえちゃんは海外に一度しか行ったことがなく、もう1人のSに至っては今回が初めての海外旅行なんだから。
その不安が出発を1週間ほどに控えたころから的中しだした。
初めてのパスポートを申請するSに確認する。
「ねえ、パスポートちゃんと取ってきた?」
「いや、まだ」
「えーー間に合わなかったらどうすんの」
「出発の前の日までにはできるよ」
「はぁああ??」
こんな調子だ。しかも奴に「集合は第2ターミナルね」っていったら、「えっ、何それ南? 北? いや、日航と全日空に分かれてるんだっけ」などととぼけたことをぬかす始末。いつの時代だ。しかも羽田じゃなく、成田なんだぞ!
「ちょっと、ちゃんとしてね。パスポートだけはなくさないように。生水は飲んではいけない。荷物から目を離さないようにーーうんたらかんたらーー」
初心者に説明するが、聞いてんだか聞いてないんだかわからないふざけた態度だ。
「いいよ、ホテルから出ないで酒飲んでるだけだから」
「はあ?? お前はユウタの面倒を見る役割だろ。プールや海でユウタと一緒に遊ぶんだ。ちゃんと働いてくれないとね」
「なんでだよ。俺は太陽が嫌なんだから」
「‥‥‥」
その上、さなえちゃんには”ホームビデオ撮影係り”を任命したところ、
「えーーー、器械の操作って苦手なんですよ。やだなぁ、よくわかんないし」
などと言い出す始末。
こんな会話を女王さまに聞かれたらやばい。
「せっかく連れて行くのに酷い!!!」
とキレルに違いない。
もう奴らと話すのもいやになってきた。こやつらは英語もほとんど(いや、全く)話せない。飲み物もオーダーできない。クレジットカードももっていない。入国カードも自力では書けないに違いない。現地では単独行動もできず、私たちに引っ付いて離れないかも。いや成田の集合場所に本当に辿り着けるのだろうか。
気が重くなってきた。今回の私の役割はツアコンになりそうな予感ーー。