2007年06月26日
リトル亭主
6月26日 記
今夜は豚汁。それと鰹のたたき。
鰹はパックに入って切られているのを買って来た。
お刺身がいちばん簡単だ。
豚汁があるからおかずは魚を……と考えたけど、焼き魚は後でレンジの網を洗わなきゃならない。
朝の6時から働いていて、そこまでの根性はない。
もう一品、おかずが欲しいとこだが、明日は出張だしな。煮物を作ってもね。
煮物って、たくさん作らなきゃ美味しくないもん。
陽も暮れると、夕飯を考えなくちゃいけなくて頭が痛い。
暇なときは、結構、料理も楽しいんだけどさ。
忙しいときは外食で済ませたいのが人情じゃない。後片付けもしなくていいし。
ても、息子が意外と嫌がるのであった。
「なんでもいいから、ちゃちゃっと作って」
なーんていうのである。
小さい亭主がいるようだよ。
あたしはそういうのが厭で、リタイヤした人間なんだから。
しかもこの小さい亭主、態度だけLサイズで稼ぎもない。
最悪だ。
それにあたしは知っている。どんだけの愛情奉仕活動をしてやっても、もう少し大きくなったら、
「なんで生んだんだよ。俺は頼んでないのに」
などと憎まれ口をこの母に叩いてくるんだ。
そしたら、そのときは、いってやる。ええ、絶対にいってやりますとも。
「そうだね、頼まれてはないね。でも、おまえの父ちゃんは歳だから、バイアグラまで飲んで頑張ったんだ。ママも真っ赤なヒモパンを穿いて頑張った。長時間戦であった。で、なんだって? どうして生まれてきたのかって? うーん、そうね、くんつほぐれず、一言ではいえない状況だったね。口じゃ説明しにくいから、紙に書いて説明したろか」
できるだけ詳しくディフォルメしまくって伝えてやる。母にしかできない嫌がらせ。今から楽しみである。
……ま、そんな先のことを考えても意味ないか。
それよりも、明日の出張。うふふ。
ゆっくりとご飯を食べて、ゆっくりとお風呂に入って、ゆっくりと独りで眠ることができる。ベットの中で眠くなるまで読書をするのだ。ううっ、しあわせ。
その昔は、ベビシッターに預けている息子のことが気になって、後ろ髪が引かれる思いで泣く泣く出張に出かけたっけ。
けど、今はうきうき。明日のことを考えると、鼻歌でそう。
なんだかんだいって、息子とのつい合いも長いからな。
先週、息子は七歳の誕生日であった。腹の中にいた時期も入れると、つき合いはすでに八年。
一緒にいる時間も長くなると、やはり有り難みは薄れてくるようだ。
いなくなったとき(やつの場合は独立したとき)、はじめてその存在の有り難みを感じるのかもしれない。
こういうところも、まるで夫婦だな。
気持ち悪ぃ。