2007年08月06日
生まれたときから更年期
8月6日 9時45分
このところ、時間があると電話をしている友達がいる。
友達はあたしより4つお姉さんなのだが、ついにきてしまったのである。
悪夢の更年期が。
仕事がまったくはかどらず、時には死にたくさえなるらしい。ほんとうに暗いのだ。とても心配。
来週からホルモン治療に入るらしいから、なんとかそれまで持ち越してくれと願う。
友達なのに、もっと早く気づいてあげることができればよかった。もっと早く気づいてあげることができてたら、ここまで酷い症状にはならなかったんではないか。
彼女が引っ越しをするといいだしてから、その日が延び延びになっているので、おかしいなぁとは思っていた。
以前の彼女なら、いったん決めたことは、なにがなんでも終わらせていただろう。
よくよく考えてみれば、半年ぐらい前から、彼氏と喧嘩して回し蹴りをしてしまったとか、ぶち切れて仕事を辞めたとか、おかしいと思えるところはいっぱいあった。
が、ーー物事に白黒つけたがる潔癖性、神経質なほど真面目ーー、彼女の性格からして、更年期でなくてもついしでかしてしまいそうなことばかりのオンパレードで、気軽に考え笑っていた。
……でもさ、彼氏と喧嘩して普通はしないよ、回し蹴り。
彼氏の話によると、彼女はチビなので、駆けてきて飛び上がってしたらしい。
そこで気づきゃよかったな。でも、大爆笑してしまった。それどころか、30人くらいの人に面白話としていいふらした。反省。
それにしても、他人事じゃないよ、更年期。
彼女とあたしはかなり性格的に似ているところがある。てか、悪いところはほとんど一緒。
物事に白黒つけたがる潔癖性、神経質なほど真面目-ー。それって、あたしじゃん。生まれたときから、更年期ってか。
今日は、洗濯をするために早起きをし、息子を学童へ送り出してから、この原稿を書いている。
昨日まで、秘書の神林の実家に三泊で遊びにいっておったのだ。
神林のお母さんはとてもいい人で、「洗濯物があったら出しなさいよ」と再三いってくれていたのだが、息子と二人分となるとかなりの量だ。
美味しいご飯を作ってもらって、キャンプにまで連れていってもらって、息子の相手をしてもらって、その上洗濯まで……。そこまで甘えるのはいくらなんでも気が引けた。
だから、昨日は大量の洗濯物とともに帰宅したの。
その日の夕方からテレビの仕事があって、洗濯を終わらせてからテレビ局に入りたかったんだけど、原稿を書いていたら間に合わなかった。
撮影は順調に終えることができたものの、洗濯物のことが気になって気になって。
帰ったら洗濯! 帰ったら洗濯!
そんな風に、ずっと頭の中で唱えていたっけ
しかし……、帰宅が遅くて、疲れて洗濯ができなかった。
そして、今朝。
どれだけ洗濯物のことが気になっていたんだろう。朝の6時から目が覚めた。 昨晩のうちに洗濯を出来なかった自分を、「駄目人間である」そんな風に思いきり呪っていたからな。
こういう女は、絶対にガッツリ更年期の症状が現れるに違いない。
逆に、秘書の神林みたいな女は、気づかないぐらい緩やかな更年期なんだと思うよ。
だってさ、聞いてよ。
昨日テレビ局に入る前、「洗濯物が、洗濯物が」と騒いでいるあたしに対し、あの女、なんていったと思う?
「洗濯物? そんなの明日やればいいじゃん。あたしなんて、フィジーにいったとき使ったトランク、まだ開けてないよ。フィジーから帰って来て、すぐ群馬に遊びにいったから。仕事は貯まってるしさぁ。洗濯なんてしてる暇ないっつーの!」
「……。」
たしかに、休んでいたぶん仕事は貯まっていた。が、夏休みのフィジー、それはいったい何日前の話だよ。
ええと、帰国してからもう一週間。洗濯物、腐ってるって。
あたしはフィジーから帰った翌朝、『特ダネ!』の仕事で5時迎えだっちゅーのに、徹夜して仕事も洗濯も終わらせた。
それが当たり前のことだと思っていた。
呆れるを通り越して、少しだけ羨ましい、だらしないあの女のこと。